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｢苦しい…！笑｣
｢ちょっと永瀬さん！何人の彼女に抱きついてるの！？｣
｢今は関係ないやろ！祝福のハグや！！｣
｢二人ともここで喧嘩しないで…！！｣
｢｢ごめん。｣｣
色んなことがありすぎて、何から処理したらいいかわからない。
でもそれが、生きているという何よりの証拠というか、今を全力で駆け抜けている気がする。
｢今、最高に幸せだよ…！｣
私は2人の背中をギュッと抱きしめる。
きっと私はこの瞬間を忘れることはないだろう。
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｢改めて、今まで秘密にしててごめんなさい。｣
永瀬くんと別れて、やっとのこと家の中へ。
｢正座して謝らなくていいよ、笑｣
｢何も知らないAちゃんを好きになったって言ったら、幻滅する…？｣
今にも泣きそうな顔で私を見る。
｢するわけないよ、私は何でもない平野紫耀くんと素敵な恋しようって思ったんだもん。｣
｢ねぇ、ほんとに。これ以上好きになりたくないよ、｣
｢っ、平野くん…っ！｣
私をきつく抱きしめて、しばらくぶりのキス。
甘くて、苦くて、でもとろけそうで。
息もできないくらい、求めれてるキス。
絡まる指先が震えるくらい幸せを感じてる。
｢1ヶ月間、俺を守ってくれたの…？｣
丸くて潤った瞳が私を熱く見つめる。
｢…作品を仕上げたかったからだよ。｣
なんて冗談、通じるわけないのに。
そう言ってしまうのは、酷く恥ずかしいから。
｢いじわるだね、お仕置き。｣
｢んっ、ちょっとまって、｣
｢もう待てない、｣
平野くんの唇がどんどん下に下がっていく。
部屋に響く音が、私をもっと熱くさせる。
｢…何も言わないで俺を守ろうとしたとか、俺よりカッコイイことしないでよ。｣
｢そんなことしてなっ、｣
平野くんの大きな手が私の太ももをいやらしく撫でる。
｢1人で泣いたでしょ？不安だったでしょ？…傍に居られなかったのが狂いそうなくらい悔しいよ…！｣
気づけば平野くんの瞳から涙が零れ落ちて。
私の頬にポタリと堕ちる。
｢…今日、死ぬかと思ったんだ。｣
｢へ、｣
｢もう終わりだって、素敵な恋が終わっちゃうんだって…！あの記者が来た時、Aちゃんのこと守れなかったって、強がってたけど、俺ずっと泣きそうだった…！｣
また彼の涙が私の頬を濡らす。
｢でも結局、何にも出来なくて、永瀬さんに助けて貰って、しかも狙われてた人にって…！俺、カッコ悪すぎ、｣
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*咲七波*(プロフ) - 結衣さん» 結衣さんお久しぶりです！！遊びに来てくださってありがとうございます！涙 胸キュンお届けできて良かったです！！また遊びに来てください！！ (2020年1月10日 13時) (
レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - お久しぶりです！無性にななはさんのお話が読みたくなり遊びに来ちゃいました//大人っぽさと少年っぽさを兼ね備えた彼の魅力が存分に描かれていて胸キュンが止まりません！現実で映画化しないかな、廉くん目線の番外編も読みたいな…と。また遊びに来ます！ (2019年12月30日 15時) (レス) id: d9c775d419 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*咲七波*
| 作成日時：2019年12月14日 11時
