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サラが、初めて悲しい顔をした。
お姉さんの話でさえ、笑っていたサラが。
言葉にできないような、顔をした。
「違う…、違うってば！！」
「違うって、何がだよ。
なら、説明しろよ。」
「…ッ、」
サラは私の事を全て分かっているような顔をする。
車の時も、告白されたときも。
いつだって、サラは私の一歩先を行く。
そんな顔するなら、そんな目をさせてしまうなら。
「ッもういい、この話はしない！嫌だ…！
こんなことで、紫耀とケンカしたくないよ。
…課題しよ？」
そう笑いかけても、サラはその表情を変えてくれる訳も無く。
「今は… 課題なんか、どーでもいいだろッ！！」
「ッ！！」
サラが大きな声を上げて、机に手を振り下ろした。
「こんなこと…？俺が今話してるのは優太のことじゃない。
俺とAの問題やろッ！！」
久しぶりに見た、その鋭い目つきに。
何か口を広げようとしても、ただただ震えてしまうだけで。
「… そもそも、誰に感じてる罪悪感なんだよ。
何に罪悪感を抱いてるんだよ…ッ」
「それは…、廉と紫耀だよ！！
せっかく私を前へ押してくれたのに、私はまた後ろを振り返っちゃったから…！
なんでこんなことしちゃったんだろうって、分かってはいるのに。
それなのに、私は…ッ」
「じゃあ、どうして俺にしか話さねえんだよ。」
「それは、紫耀が気づいたからだよ…！！」
「永瀬に言う気はねえってこと…？」
「… 悲しませたくない。無駄な思い、させたくない。
知らないなら、知らないままで居て欲しいの。
…だから、廉には言わないで！」
自分勝手な言葉を口から吐き出すたびに、醜い罪悪感に押し潰されそうになって。
気が付けば私の目からは涙が流れていた。
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*咲七波*(プロフ) - みるくさん» コメントありがとうございます！前から見てくださっているなんて嬉しいですー！しかも勿体ないお言葉頂けて恐れ多いです…！涙 ぜひぜひ読み返してください！他の作品にもコメント待ってます！笑 (2018年12月8日 17時) (
レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
みるく - はじめまして！前から見させてもらってます！なのにコメしなくて申し訳ないです… もう号泣しまくりですよ！もう作者様大好きになりました！！この文章力、小説書いて売った方がいいです！読み返しますし、他の作品も見たいと思います！長い駄文失礼しました！！ (2018年12月8日 11時) (レス) id: 58c3937f81 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - *咲七波*さん» なんか、見てたら知らん間に泣いてた〜。恋愛小説もたまにはいいねー (2018年11月20日 17時) (レス) id: c1ea85b2d3 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - らいみぃさん» コメントありがとうございます！泣いてくださったんですか！？嬉しいです… 平野くんを必死に堕とそうとする話を絶賛更新中なのでぜひそちらも！笑 (2018年11月5日 14時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
らいみぃ - このお話が大好きです！もう、泣きました。ほんと作者様ありがとうございます、お疲れ様でした。これからも別のシリーズ頑張ってください！ (2018年11月4日 22時) (レス) id: 657c2ba17c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*咲七波*
| 作成日時：2018年10月14日 23時
