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「…いいけど。」
「じゃあ、Aも俺の事。紫耀って呼んでな。」
「…うん、わかった。」
Aって、呼ぶ人。優太以外に出来たの久しぶり。
って、いうかサラ。
サム以上に、距離感詰めてくるの上手すぎない？
どうしよう。
でも、全然悪い気しない。
私の危険男子レーダーに反応がない。
…じゃあ、信じて大丈夫かな。
第一印象最悪な分だけ、何だかいいヤツに見える。
.
「はい、ここ。親父の書斎。」
「はああ…ッ」
ドアを開いたその先に見えるのは。まるで宝の山みたいで。
天井から床まで本でびっしり。
部屋の真ん中には大きな木の机と、最新のパソコン。
ひれ伏しちゃいそう。私、サラ… サラなんて呼べないわ。もう。
紫耀の家に居候したいくらいだもん。
どうした。AA。らしくないぞ。
いやでも…
「読みたかった本いっぱいある…ッ！！！感動して涙出てきた…」
「あははっ！！親父がいたらきっと帰らせてもらえなかったぞ、A。笑」
「え、そっか。これお父様の所有物か！心理学に堪能なの…？」
「うん。まあ一応、海外の大学で今教授やってる。」
「…ッ」
あ、もう。これは敬語だ。
「ねえホント。昨日のご無礼をお許しください。」
その場にスッと膝をついて、頭を下げようとしたら。
その前に、紫耀の両手が、私の両頬を挟んだ。
「…んッ！？」
「そういうの、ええから。笑
…ほら。さっさと始めんぞ。」
「…はひぃ。」
なんか。立場が。逆転してしまった。
困った。
あれ、あれれ。
.
それから何時間この部屋にいたのか、分からないくらい。
私は本を漁りに漁って。
紫耀は海外のサイトで文献を調べてくれていた。
.
「ねえ！紫耀！！この本！！」
「んー、どれ。」
「ここの実験のこの結果！
ちゃんと環境、身体、脳の三要素で実験してるし。
赤ちゃんの行動を観察してる分だけ、
行動の心理的基盤に近いと思わない！？」
「…、A！それ最高の資料や！！イエーイ！」
「イエーイ！！」
パチンッと鳴る両手が、たまらなく快い。
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*咲七波*(プロフ) - ☆pepe☆さん» コメント、そして一気読みありがとうございます！続きもぜひぜひお楽しみくださいー！ (2018年10月17日 1時) (
レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
☆pepe☆(プロフ) - この作品大好きです☆見つけてからイッキ読みしてしまってます(笑)続きもメチャ楽しみにしています☆ (2018年10月16日 12時) (レス) id: 96457000e2 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - 胡桃さん» コメントありがとうございます！続きを楽しみにしてくださっているみたいで嬉しいです。涙 ３もよろしくお願いします！！ (2018年9月28日 10時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ひかるさん» 先は長いので心臓壊さないでくださいね！笑 他メンにも命名したときに岸くんはサルにしたので、むしろ正解です。笑笑 (2018年9月28日 10時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - この作品大好きです！もう続きが気になってしまって仕方がない (＞＜) 個人的にサムとの絡みがめちゃ好きですほっこりします（笑）続編も楽しみにしてます！ (2018年9月28日 2時) (レス) id: 05420b1902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*咲七波*
| 作成日時：2018年9月13日 11時
