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その後、2人で本を分け合って読み進めたけど。
やっぱりなんか、全然…
「全然、的を得てない内容ばっかやなー。
つーか、どいつもこいつもまとめてきそうなことしか書いてへんし。」
「え、…やっぱそう思う？」
「え…、うん。お前も？」
「なんか、この本から抜粋しても。
この本に書いてあったから正しいと思います。
っていうまとめにしかならないだろうし。
もっと、強い根拠が欲しいっていうか…」
「…お前、使える女やん。」
怠そうにしてた背筋を急に伸ばして、
私の顔を初めて真っ直ぐに見つめた。
「は？」
「どうせやるんなら、それなりの成績取らないと意味ねえだろ。
それにネットから海外の文献探した方が早いし。
俺の家の本の方がまだ使える。
…よし、行くぞ。」
バタンッて本を勢いよく閉じで。
10冊以上ある本をひょいひょいまとめて持って、顎で抑える。
「え？は？？何してんの？？」
「話聞いとけ、アホ。ほら、お前の本も貸せ！」
「え、あ？？」
手から取られて。
私はサラの行動を目で追うしかできなくて。
え、何がどうなってます？
「ほら、荷物まとめろって。」
「え、ちょっとまって。何？何するの？」
「だ か ら！！俺の家で終わらせるの。今日1日で。
ここにいたら時間の無駄。あんた非効率なの嫌いだろ。
だったら従った方が賢明だと思うけど？」
…この間私が言った言葉。
…ムカつく。
「…分かったって。」
「うっし。帰れる。」
「ちょっと！！帰った矢先にサボらないでよ！？」
「あ、お客様ー。図書室では静かにお願いできますか？」
…〜〜ッ！！
.
「…は、へ…え？？ええ？？え、これ？？」
「そうやけど。はよ入れって。」
豪邸過ぎて。言葉を失ってしまった。
全体的に白い塗装で。
壁に沿って背を伸ばしている緑のツタがなんともお洒落。
和と洋を上手く取り入れた、そんな家。
玄関は、もちろん吹き抜けで。
このスペースだけでも、私のアパートの10倍は絶対にある。
「お。おお、お邪魔します。」
え、もう。脳が追い付かないのですが。
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*咲七波*(プロフ) - ☆pepe☆さん» コメント、そして一気読みありがとうございます！続きもぜひぜひお楽しみくださいー！ (2018年10月17日 1時) (
レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
☆pepe☆(プロフ) - この作品大好きです☆見つけてからイッキ読みしてしまってます(笑)続きもメチャ楽しみにしています☆ (2018年10月16日 12時) (レス) id: 96457000e2 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - 胡桃さん» コメントありがとうございます！続きを楽しみにしてくださっているみたいで嬉しいです。涙 ３もよろしくお願いします！！ (2018年9月28日 10時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ひかるさん» 先は長いので心臓壊さないでくださいね！笑 他メンにも命名したときに岸くんはサルにしたので、むしろ正解です。笑笑 (2018年9月28日 10時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - この作品大好きです！もう続きが気になってしまって仕方がない (＞＜) 個人的にサムとの絡みがめちゃ好きですほっこりします（笑）続編も楽しみにしてます！ (2018年9月28日 2時) (レス) id: 05420b1902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*咲七波*
| 作成日時：2018年9月13日 11時
