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「いいの！！騙されてるとか騙されないとか！！
…気にしてたら、もう。
私、どこにも進めなくなるから。
私が誰かを信じてみることをしないと…
優太のことだって、何だって前に進まないから。」
「へえ。小さい脳でもたくさん悩んでんだな。笑
…まあ、お前が傷ついて俺のとこに泣きついてくるに1票入れておいてや。」
「…どうしてっ、どうしてそんなこと言うの！？」
サムなら…！
サムなら、そうだねって。
頑張ってねって、Aちゃんが言ってることが正しいって…！
言ってくれるのに。
「もう忘れたん？
…人間は単純なんだって言ったやろ。」
「…分かり切ったような顔で言わないで！！ホントむかつく！！
何！？私何かした！！？私は…ッ、あんたが言ってくれたから…！
紫耀が優太にケリつけるしかないって言ってくれたから、頑張ってるのに！！」
「あー、はいはい。女子あるある、共感して欲しいだけの会話ね。
わかったって。そうだね。それが正しいよ。頑張ってや。」
何それ。サムは私の話に共感してる風にそういう事言ってるだけだからって。
私の心を読んだみたいに、言いやがって。
ホント、ムカつく。
なんで、こんな思いしなきゃいけないの。
「…俺は、お前に無駄な期待抱かせたくないだけ。」
「…へ？」
「応援することは簡単で単純だろ。
…でも、世の中はそんな簡単に上手くいかねえから。」
「…やっぱり、心配してくれてるんじゃん。」
「…違う。」
サラがそう呟くと。
≪目的地に到着しました。≫
カーナビが鳴って。
そちらに気を取られた隙に、サラの指先が私の顎を捕らえた。
「…好きになるなら永瀬じゃなくて、」
甘く低い、掠れたサラの声が。
車内に響く。
街灯に照らされて、怪しく光る瞳。
互いの息が混ざり合って。
また、体が動かなくなってしまう。
.
「…俺にしろって言ってんの。」
.
サラの口から発せられたその一言を。
一生懸命、私の小さな脳みそで消化していたら。
「…ッ」
突然、私の頬に触れた。
サラの唇。
.
私は。
瞬きすら出来なかった。
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*咲七波*(プロフ) - ☆pepe☆さん» コメント、そして一気読みありがとうございます！続きもぜひぜひお楽しみくださいー！ (2018年10月17日 1時) (
レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
☆pepe☆(プロフ) - この作品大好きです☆見つけてからイッキ読みしてしまってます(笑)続きもメチャ楽しみにしています☆ (2018年10月16日 12時) (レス) id: 96457000e2 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - 胡桃さん» コメントありがとうございます！続きを楽しみにしてくださっているみたいで嬉しいです。涙 ３もよろしくお願いします！！ (2018年9月28日 10時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ひかるさん» 先は長いので心臓壊さないでくださいね！笑 他メンにも命名したときに岸くんはサルにしたので、むしろ正解です。笑笑 (2018年9月28日 10時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - この作品大好きです！もう続きが気になってしまって仕方がない (＞＜) 個人的にサムとの絡みがめちゃ好きですほっこりします（笑）続編も楽しみにしてます！ (2018年9月28日 2時) (レス) id: 05420b1902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*咲七波*
| 作成日時：2018年9月13日 11時
