◆１０◆ ページ10
♫*:..｡♡*ﾟ¨ﾟﾟ･
「おはよーっす！」
今日はAちゃんの方が早い。
昨日よりも元気に手を振り返してくれた。
第一印象はクールビューティーだったけど、
会うたびに、実はすごい元気で天真爛漫な子かもしれないって思うようになった。
昨日の話をしたら、楽しそうに肩を揺らして笑うAちゃん。
初めて見た。
笑い声が聞けたら、どんなに楽しいだろう。
.
.
.
「え？これ俺がつけるの？？笑」
こくっと頷いて、ちょっとなにか企んでる顔。
「…どう？」
お腹を抱えて笑ってますけどね、あの。笑
ラベンダーの草冠を俺に被らせるって。笑
まあいいか。すごいご機嫌だし。
傍に咲いていたピンク色のポピーを千切る。
Aちゃんに近づいて、
長くてサラサラな髪を耳にかけると同時に、そのポピーも耳に掛けた。
「はい、これお礼。…ん、似合う。」
親指を、グッとAちゃんの顔の前で立てる。
似合いすぎて、可愛すぎて。
俺、にやけて気持ち悪い顔してねえかな…
そんなこと気にしながらもAちゃんの表情を見た。
心なしか、ほっぺたがポッと赤くなった気がする。
はにかんで、Aちゃんが「ありがとう」と口を動かした。
声は、やっぱり出てない。
「喉 良くなると いいね！ はやく！」
俺がそう言うと、ちょっと切なそうに目を伏せた。
やっぱり、気にしてるんだろうな。
早く治りますように。
「あっ そうだ！！」
スマホのカメラを起動して、Aちゃんの肩を叩く。
「はいっ、チーズ！！」
.
.
.
やっぱり、すこしタイミングが合わなくて、Aちゃん笑い損ねてる。笑
だけど、写真てすげえ。
いつも、家に帰ってくるとAちゃんって幻なんじゃねえかって思うこともあるから。
写真見るたびに、アホみたいだけどさ。
本当なんだーって、つい思っちゃう。
やっぱバカだな、俺。
写真１枚で、空飛べそう。
♫*:..｡♡*ﾟ¨ﾟﾟ･
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*咲七波*(プロフ) - 涼杜兄妹さん» 涼杜兄妹さん！コメントありがとうございます！他の作品もぜひご覧ください！ (2021年9月21日 0時) (
レス) id: 65f569a2d8 (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - うぅー、すきです。とても素敵なお話ありがとうございました！！！ (2021年9月19日 18時) (レス) id: a89c13a921 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - 碧さん» コメント気づくの遅くなってしまってごめんなさい！！岸くんの良さを碧さんに伝えられて良かったです！ (2020年2月13日 6時) (レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - 感動しました！岸くんの一途な想いや、主人公の可愛さがすっごい良かったです！岸くんのことがもっと大好きになりました！あと、しょうれんもホント癒しでした！これからも頑張ってください！ (2019年12月15日 13時) (レス) id: 4ed223f98b (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - みえさん» みえさんごめんなさい！！コメント気づいていませんでした！暖かいコメント本当にありがとうございます！！数ある小説の中から探してくださって大変嬉しいです。また岸くんメインの作品を出しました、ぜひ読んでみてください。またコメント待ってます。 (2019年5月16日 1時) (レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*咲七波*
| 作成日時：2018年5月31日 16時
