君の耳にキスを。【Yuta.K】

Our Story ページ42

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毎朝ラベンダーの香る庭で、大好きな曲を流しながら。








左薬指のラベンダーアメジストの指輪に朝日を照らすたびに、


悲しくなってどうしても涙が出る。









だけど優太くんは何回でも私の涙をハンカチで拭って、

耳にキスをしてくれるから。







一緒に日々を重ねてゆくうちに、


そんなこと、どうでもいいやって思えるようになった。









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それにね。









今、白いタキシードを身に纏ったあなたを見て、

確信したの。









私の未来は、優太くんの隣にしかないって。









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私は、ずっと優太くんの傍にいる。









優太くんが私の心を照らす唯一の音であるように、




私も優太くんを笑顔にする存在でありたい。









優太くんが私にとって最初で最後の音であるように、




私も優太くんの最初で最後の人になる。









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優太くんが、ゆっくりと私の白いベールを捲る。









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ねえ、なにその腑抜けた顔。笑









『…Aちゃん、シンデレラみたいで超超可愛い…』









式の真っただ中。








最高に盛り上がる瞬間にそんなこと言うから、


皆にバレない様にぺしっと腕を叩きました。笑









…









でも、ありがとう。本当にうれしい。









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『それでは、誓いのキスを…』









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優太くんの唇が、優しく触れる。









このキスは、永遠の魔法。









私たちの恋は、ずっと宝石みたいに輝き続けるんだ。









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遥か遠い空へと消えていった。









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