◆１２◆ ページ12
♫*:..｡♡*ﾟ¨ﾟﾟ･
「おい！平野の紫耀！！集合しろ！！」
「ハイ！なんすか！隊長！！」
「これを見ろ、」
「こ、こ、こーれーはー！？」
俺が持ってきたクッキーを見て、目を丸くする。
「わりいな！俺、お前らとはちょっとレベルが違うっつーかね？」
「ありえへん！こんな猿に！！こんなもの渡す女の子居るわけない！！！」
「んだと！！？でも残念だったな、いるんだよ！！お前らとは違ってな！！！」
紫耀が突然ビシッと手を挙げる。
「平野に1枚ください！！なんでもします！岸優太隊長！」
「おい紫耀！！お前の隊長は俺やろ！！すぐ寝返りやがって！！」
「こら紫耀！！触るなっ！けがれるだろうが！！
一昨日来やがれ！！お前らにやるクッキーは1枚もないね！！」
懐に袋をサッと隠した。
ったく、こいつら本当にあぶねえ。
.
.
実はその後、俺はそのクッキーを3日間くらいかけて食べたって言うのはここだけの秘密な。
絶対誰にも言うなよ！！
コラそこ！キモいって言うな！！
…
まあ、確かにキモいか…
,
,
,
「おはよー！」
俺に気が付くと「おはよう」っとAちゃんも口を動かす。
あれから大分経ったけど、
Aちゃんの喉は一向に調子が戻りそうにない。
日に日に笑顔にはなってるけど、
病気の具合は出会ったときから変わってないんだよな。
「喉の 調子 どう？」
喉を指さして、聞いてみた。
すると、分かりやすく肩を落とした。
そしてすぐに、自由帳にペンを走らせる。
〈なかなか良くならなくて困っちゃう。ごめんね。普通に話したいよね。〉
「Aちゃん、謝らなくて いいよ！」
明らかに落ち込んでしまったAちゃんを少しでも励ましたくて、
俯いてる顔を、覗き込んだ。
♫*:..｡♡*ﾟ¨ﾟﾟ･
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*咲七波*(プロフ) - 涼杜兄妹さん» 涼杜兄妹さん！コメントありがとうございます！他の作品もぜひご覧ください！ (2021年9月21日 0時) (
レス) id: 65f569a2d8 (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - うぅー、すきです。とても素敵なお話ありがとうございました！！！ (2021年9月19日 18時) (レス) id: a89c13a921 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - 碧さん» コメント気づくの遅くなってしまってごめんなさい！！岸くんの良さを碧さんに伝えられて良かったです！ (2020年2月13日 6時) (レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - 感動しました！岸くんの一途な想いや、主人公の可愛さがすっごい良かったです！岸くんのことがもっと大好きになりました！あと、しょうれんもホント癒しでした！これからも頑張ってください！ (2019年12月15日 13時) (レス) id: 4ed223f98b (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - みえさん» みえさんごめんなさい！！コメント気づいていませんでした！暖かいコメント本当にありがとうございます！！数ある小説の中から探してくださって大変嬉しいです。また岸くんメインの作品を出しました、ぜひ読んでみてください。またコメント待ってます。 (2019年5月16日 1時) (レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*咲七波*
| 作成日時：2018年5月31日 16時
