偽王子の召使い-３-

偽王子８９ ページ9

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「…何で？」



「いや、だから普通に今日は時間があって！

　それにいつもコンビニ弁当じゃ不健康にもなりますし！」




「……」




「そ、そんな怪しい顔しなくても悪い物入ってませんって！！」







「ふっ、笑」




「えっ…！！」







わ、笑った！！








「お前、ちゃくちゃくと召使いとして完成形に近づいてるな。」






「っな！？」


「ま、ありがたく貰うわ。」









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あ、すみません。


すぐに事情を説明しますね。





なぜこうなっているのかと言いますと、

２日前の今頃の時間。







岸に相談した結果、やはり偽王子との関係をどうにかするべく、

何かしら作戦を練らなければならぬと思いまして。




彼に相談したわけですね。


そう、永瀬廉愛マスター(上手い！)








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「なるほどなるほど。

やっぱりAちゃん恋しとったんやな！」





「え！？」




「だって、もう顔が恋する乙女やったもん！」









す、すごいです…


さすが恋愛マスター…！伊達じゃない。









「そ、それでですね。

　どうすれば、恋愛対象に入るかなあっと、まあ…」








う、うわ。すす、すごい恥ずかしいっす！！




何でこんなこと聞いてるんだろうって！今更思う！！









「どう攻めればええかってことやんな？」




「は、はい！ぜひ伝授していただきたい、限りでございます…！！」






「ま、それはまずはあれやな！

　…名付けてっ！！」









バンッと机を叩いて、私の眉間をビシッと指さす。









「彼の胃袋いただきます！♡大作戦や！！！」









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