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私に殴りかかろうとしてくる2人。
まず一人の鳩尾を缶で突いて弱らせた後、続いて来る2人目の顎に缶をブチ当てる。
そしてもう1度向かってくる1人目の鳩尾にもういちど蹴りを入れれば、ソイツは地面に倒れ込んで終了。
そして残った最後の一人は、とっておきの一撃。
『右ストレートwithスチール缶』を決めてフィニッシュ。
「はあー、弱。」
その場に空き缶を投げ捨てて、
タカシを睨みつけると震えた手をポケットに隠して走り出そうとする。
「待てよッ！！」
その腕を掴んで、メガネの前に連れ戻した。
「タカシ…！！」
あんなことをされても、まだこいつの名前を優しく呼ぶのはきっと。
メガネはこいつが根はいいやつだって知ってるからだ。
「…私はお前みたいな奴が大っ嫌いだ。
文句があるなら、
伝えたいことがあるなら、
腹が立ってる事があるなら、
お前の拳で戦え。
ケンカしてる奴らをお前はクズだと思って、
鬱憤晴らしはそのクズにやらせればいいとか思ったんだろ？
…残念だな。
これでお前も立派な人間のクズだ。
ッいや、この中で一番のクズはお前だ…ッ！！」
タカシのシャツの襟を両手で掴んで、睨みつける。
「お、お姉さん！！タカシは…！悪くない！
悪いのは全部俺で…ッ！！」
「アキラは黙ってろッ！！！」
悔しそうな涙を流しながら、アキラにそう叫んだタカシ。
「…お前らに何があったのかなんてどうでもいい。
だから、私が言いたいことはただ一つだ。」
「…ッ」
「お前は、アキラには勝てない。
この先、どんな手を使ったとしてもな…ッ」
両手を離して、私はアキラ方へ体を向けた。
「…大丈夫？」
アキラに手を差し伸べると、涙を拭って私の手を握った。
「あ、ありがとうございます…！！」
その手を引っ張って起き上がるとメガネを掛け直して、不器用にも私に笑いかける。
…痛々しい顔で、よく笑うわ。
「アンタ、超勇気あんね。
…タカシに自分で殴りかかろうとしたところ。
かっこよかったよ。笑」
「いや…！お姉さん、最強に強いし正義感いっぱいだし…！！
助けてくださいって、ありがとうございます！！！」
「いいってば。…だから、タカシ！！」
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*咲七波*(プロフ) - すーちゃんさん» こちらも読んでくださってありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月30日 0時) (
レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
すーちゃん(プロフ) - 永瀬くんから飛んできました。たまたまglassflower聴きながら読んでたので、猛烈に泣いてます。他のお話もこれから読みます！ (2018年12月26日 23時) (レス) id: 5aca37dbd6 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ひかるさん» 個性薄いのが個性…？笑 サラロスー！どうだろう… まだ書きたいなってだけで何もお話し浮かんでないから…わからない！＞＜ (2018年10月27日 0時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - みゅうさん» コメントありがとうございます！堕ちないんでッからこちらにまで目を通しに来てくださって本当に嬉しです…！！２を公開したので、よろしくお願いします！ (2018年10月27日 0時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - 永瀬くんには堕ちない話を読んで、作者さんのお話が好きになってこの作品も読み始めましたが、物語の作り方がとても好きです。この続きもとても楽しみにしています！ (2018年10月26日 21時) (レス) id: 5d0513a885 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*咲七波*
| 作成日時：2018年10月3日 18時
