20% ページ20
░▒▓█
「でしょっ、廉と会える日は美味しいもの食べたいなーって常にアンテナ張ってるからね。笑」
つんつんっと頭の上に手でアンテナを立てると、廉もそれを真似してくる。
「おー、おっ立ってんねー。笑」
「何それ、笑」
「ケンティが言ってた。」
「誰それ、」
「アイドル。」
「ふーん、」
「聞いといて興味なっ!笑
けどまあ…いつもありがとうな、ほんま美味しいし楽しいわ。」
「あ、改まって何言ってんの?当たり前じゃん、笑」
あーあ、こういうところ本当に好きだなあ。
「当たり前になってるからこそ、感謝する必要と価値があんねんて。」
「そ?じゃー、どういたしまして。ご馳走様です、廉くん。笑」
「ちゃっかりしとるわあー、おう。好きやでそういうとこ!笑」
.
お会計をしている廉を外で待っている。
お金払ってるところ、格好良くないから見せたくないんだって。
こんな人いる?ってくらい繊細なところも大好き。
普通なら奢ることって男にとって格好いいことなんだって思ってたけど。
廉には廉の感覚がしっかりあって、本当に感心する。
私は廉と付き合ってから、何度でも、何なら毎日惚れ直してるのに。
廉は私に対して、そんなことあるのかな。
どんどん廉ばっかり良い男になるからね、不安なんだよ。
時々心配になるんだ。歩幅を合わせて歩いてるつもりだけど。
つもりだっただけで、実は全然違くて。
廉はもうどこか遠くを歩いてるんじゃないかなあってさ。
でも。
「お待たせ、外で待たせてごめんな?寒かったやろ、」って笑って。
私の手を握ってくれるからさ、考えすぎだってまた前を向けるんだよ。
きっと私たちは同じ歩幅で歩いてる。
歩けてるから、大丈夫。
そうやって思いながら、廉の横顔を見つめる時間が大好き。
次は何を食べに行こうかな。
░▒▓█
1862人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*咲七波*(プロフ) - あやぴさん» コメントありがとうございます!更新待っていてくださってたんですね!?嬉しいです。涙 パート2も楽しんでください!またコメントお待ちしてます! (2019年5月19日 0時) (レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - これさ、とりあえずリリコちゃんと付き合いたくなるよね笑 私の気持ちわかってくれ過ぎて惚れちゃう笑 そして神くんついに本性出して来たな笑 この神くんのキャラ、昔しつこかった年下の男に似てて辛い笑 最初はいい子だったのに仲良くなったら急にSになったとゆう苦笑 (2019年5月15日 14時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
あやぴ(プロフ) - ずっと更新待っていたので最近また更新してくださり嬉しいです♪移行後も頑張ってください♪楽しみに読ませて頂きます! (2019年5月15日 2時) (レス) id: 159dcadd4e (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - お久しぶりですー!コメントありがとうございます!!更新やっっっとしました!お待たせしてしまって申し訳ない!笑 あきらめの悪いサラちゃん中々にいいですよね、私も好きです。笑 これからもよろしくお願いします! (2019年5月9日 21時) (レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ひかるさん» そろそろ本腰入れて完結しなければならないので頑張ってます!笑 さすがに分かれる設定はないですね、ごめんなさい!笑笑 サラの直感は凄いのでね、主人公を導く大切な人物です。 神くんはとりあえず無いなあ、、もしかしたらこのあと出来るかも……??笑 (2019年5月9日 20時) (レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*咲七波* | 作成日時:2019年1月21日 18時