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なんで私たち、こんな関係になったの?
どうしてサラは。
どうして。

「もうすぐ着くから、用意しとけよ。」

「うん。」

どうして紫耀は。
そんなに、優しいの。

なんて、思いたくも無いのに。




.




「じゃ、またな。」

「ありがとー。」

「可愛くねえな!」

「すみませんね、」

くるりとサラに背を向けて、玄関に歩こうとした時。
手をグッと引っ張られて。
またくるりと後ろに向き直ってしまう。

「えっ、」

サラの顔を見ると。
やけに真剣な顔をしていて。

「どうしたの?」

「A、」

「え?」

「よそ見、してんじゃねえよ。」

「は?」

あのサラが、変にどもっていて。

「だから…!」

「え、うん。」

襟足をガシガシと掻いて。

「永瀬だけを見とけって言ってんだよ!
 俺は広い心をもって永瀬にお前をとりあえず一旦譲ってやってるだけだからな!!」

「はあ…?」

「だから!あの神宮なんたらってヤツにまでお前をおすそ分けする予定なんかねえって言ってんだよ!!分かったか!?この、アホ!!」

「イダダダダ!?!ちょっと、何すんの!?」

いきなりサラにほっぺを左右に引っ張られる。

「お前は、永瀬の彼女(仮)なんだからな!!」

「はあ?もう、…あはははっ!!!」

「何笑ってんだよ、」

「だって、意味わかんないんだもん!!」

「笑ってんじゃねえよ!」

「紫耀だって笑ってんじゃん!!」

「笑ってねえし!!こういう顔なんだよ!」

「嘘つけ!いつも眉間に皺寄せてるくせに!!」

「んだと!?」

私のこと心配してるなら心配だって言えばいいのに。
神くんと仲良くするなって言うなら、そう言えばいいのに。
私たちが素直じゃないねって言うけどさ。
アンタも相当頑固で捻くれて、どうしようもない人だよって。笑

でも、それが私たちで。
それがサラと私で。
これこそが、若さというか青春というか。

「じゃあね、もう帰る。」

「こっちからもお願いするわ、さっさと帰れ。」

「最低、サヨナラ。」

「おう、じゃあな。」

でも最後は。
笑って笑顔で手を振ってくれるサラが。
何だかんだ、嫌いになれない。

私、アホだ。

でも、やっぱり。
サラはいいヤツだ。

「神宮なんたらにこれ以上しっぽ振るなよ!?」

とか思ったら、最後に畳みかけてくるし。

「うっさい!!振って無いし!」

「返事!」

「あーもう、分かった!!」

うーん、やっぱ。
その中間かな。


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*咲七波*(プロフ) - あやぴさん» コメントありがとうございます!更新待っていてくださってたんですね!?嬉しいです。涙 パート2も楽しんでください!またコメントお待ちしてます! (2019年5月19日 0時) (レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - これさ、とりあえずリリコちゃんと付き合いたくなるよね笑 私の気持ちわかってくれ過ぎて惚れちゃう笑 そして神くんついに本性出して来たな笑 この神くんのキャラ、昔しつこかった年下の男に似てて辛い笑 最初はいい子だったのに仲良くなったら急にSになったとゆう苦笑 (2019年5月15日 14時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
あやぴ(プロフ) - ずっと更新待っていたので最近また更新してくださり嬉しいです♪移行後も頑張ってください♪楽しみに読ませて頂きます! (2019年5月15日 2時) (レス) id: 159dcadd4e (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - お久しぶりですー!コメントありがとうございます!!更新やっっっとしました!お待たせしてしまって申し訳ない!笑 あきらめの悪いサラちゃん中々にいいですよね、私も好きです。笑 これからもよろしくお願いします! (2019年5月9日 21時) (レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ひかるさん» そろそろ本腰入れて完結しなければならないので頑張ってます!笑 さすがに分かれる設定はないですね、ごめんなさい!笑笑 サラの直感は凄いのでね、主人公を導く大切な人物です。 神くんはとりあえず無いなあ、、もしかしたらこのあと出来るかも……??笑 (2019年5月9日 20時) (レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*咲七波* | 作成日時:2019年1月21日 18時

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