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掴まれていたはずの腕は、いつの間にか私の掌を包んで。
私の身体を誘っていく。
「してるっちゃしてるけど、ほぼほぼ有って無いようなものって感じ？」
「うん、だから！スイーツくらいいくらでもご馳走してあげる！」
キラッキラの笑顔で、これでもかってくらいジェントルマンなこと言う。
「私だってバイトしたいのになー、」
「その言い方、誰かに止められてるの？ご両親とかに？」
「んーん、廉だよ。廉がやめろって聞かなくて。笑」
「あー、確かに！廉くんの気持ち分からないでもないかなあ。笑」
「え！？そうなの！？笑」
じゃあ私どんな人と付き合ってもバイトさせてもらえない女…？
そんなん嫌じゃ！！
「でも俺は、もちろん心配だけど、Aちゃんは自立してる子だし。
俺がAちゃんの彼氏なら、全然許すよ？」
ほらまた、サラっとそういうこと言う。
やっぱ男友達だから軽々言えるんだなあ。
ま、そんな関係も良いか。
どっかのサラサラ頭なんかより全然可愛くて私のこと思ってくれるし。
「だよねえ！？神くん、分かってる！笑」
「でも、そんな心配症で厳しい廉くんが好きなんでしょ？」
神くんがスマートに私のイヤリングに引っかかってしまった髪の毛を直しながら、そんなことを聞いて来る。
「あはは…、うん。好き、なんだよねえ…」
「Aちゃんはいい子だね、」
そう言って微笑むと、繋いでいた手がするりと離れて。
私はハッとする。
…知らないうちに、手繋いでた。
馬鹿か、私は。
.
「あっ、Aちゃん！」
暫く歩いた先で、突然私の肩を突いてくる神くん。
「何？」
「プリクラ取りに行こうよ！」
へ…？今なんて？
神くんがニコニコしながら目の前のゲームセンターを指さす。
「プ、プリクラって言った…？！」
「うん、なんか久しぶりに撮りたくなっちゃった！笑」
「え！？ちょちょちょッ！」
.
気づいたらまた手を繋がれて、拒む隙も与えてもらえずに。
いつの間にか、マシーンの中。
いやまって、久しぶりにって。
神くん、こういうのとは無縁の人だと思ってた…
え、何。わりとウェイ系？
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*咲七波*(プロフ) - あやぴさん» コメントありがとうございます！更新待っていてくださってたんですね！？嬉しいです。涙 パート2も楽しんでください！またコメントお待ちしてます！ (2019年5月19日 0時) (
レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - これさ、とりあえずリリコちゃんと付き合いたくなるよね笑 私の気持ちわかってくれ過ぎて惚れちゃう笑 そして神くんついに本性出して来たな笑 この神くんのキャラ、昔しつこかった年下の男に似てて辛い笑 最初はいい子だったのに仲良くなったら急にＳになったとゆう苦笑 (2019年5月15日 14時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
あやぴ(プロフ) - ずっと更新待っていたので最近また更新してくださり嬉しいです♪移行後も頑張ってください♪楽しみに読ませて頂きます！ (2019年5月15日 2時) (レス) id: 159dcadd4e (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - お久しぶりですー！コメントありがとうございます！！更新やっっっとしました！お待たせしてしまって申し訳ない！笑 あきらめの悪いサラちゃん中々にいいですよね、私も好きです。笑 これからもよろしくお願いします！ (2019年5月9日 21時) (レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ひかるさん» そろそろ本腰入れて完結しなければならないので頑張ってます！笑 さすがに分かれる設定はないですね、ごめんなさい！笑笑 サラの直感は凄いのでね、主人公を導く大切な人物です。 神くんはとりあえず無いなあ、、もしかしたらこのあと出来るかも……？？笑 (2019年5月9日 20時) (レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*咲七波*
| 作成日時：2019年1月21日 18時
