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love44 ページ44

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というより、ぶち抜かれた。


ダメです。そんな無邪気な笑顔で笑って、しかも手を握り返してくるとか。

反則過ぎて。色仕掛けしようと思ってる私がタジタジになってしまってるんですが。



そんな私に気が付くはずもなく、黙々とハンバーガーを食べ続ける可愛い可愛い私の王子様。



でも、私。

大きく前に一歩前進した気がします。


嬉しくて、嬉しくて、嬉しすぎて。




「優太っ!パンケーキ!!」


厨房にいる優太に叫んでしまった。

だって、お祝いしたいんだもん。


「あいよー、」



ったく、相変わらず居酒屋みたいな返事する。

お店の雰囲気に合わないんだってば。笑



「Aちゃん、細いのによく食べるね。」



食べ終わったハンバーガーの包み紙をクシュッと片手で握りながら、スホー王子が言う。


「あははーっ、女子力ないですよね…!

 でも、やっぱり食べるの好きで。最近太ってます。笑」


「えっ、なんで!?俺は食べる子大好き!

 だからAちゃんも好きだよ?」


この人は。本当に無自覚なんでしょうか。


「ッ平野くん!簡単に女の子に好き好き言っちゃダメですよ!!」



嬉しいけど!!

他の子にも言ってるんだろうなって。

口癖何だろうなって思うのが辛い。



「えー?何で?好きって思ったときに言わないと勿体なくない?

 それにAちゃんだって俺に好きって言ってくれるじゃん。笑」


そ、それとこれは違うじゃん!ねえ!同じじゃないの!!


「私は、平野くんにしか好きって言いません!」


「俺だってAちゃんにしか好きって言わないよ?」


「そうですよね。


 …え、っは!?ゲホゲホッ、」



飲んでいたピーチコーラが口の中で暴れる。



「Aちゃんが俺のこと好きって言ってくれるのに、俺が好きって言い返さないのは失礼でしょ?」


「え、?」



ごめんなさい。待ってください。

スホー王子がどんな基準をもってどんな基盤をもって生きていらっしゃるのか。

全く読めないし、全く理解できてません。



「ん?」



「待ってください。

 私は平野くんが好きですよ。平野くんだけ。
 

 …分かってますか?」



「うん、ありがとう!だから俺も、Aちゃんが好き。」


「まって、まって。待ってください。」




絶対分かってない。絶対話噛み合ってない。





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*咲七波*(プロフ) - ばいきんまんさん» コメントありがとうございます!波仔はなみこって読ませてます!笑 名前変換もできますよ〜!知っていたらごめんなさい! (2019年1月24日 5時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
ばいきんまん - すっごくおもしろいです! 波仔って何て読むんですか? 漢字苦手ですみません。 (2019年1月22日 15時) (レス) id: c8796e2e4b (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - 初子さん» 初子さんー!平野も読んでくださってありがとうございます!私もどうすればいいのか分かっておりません。やばいです。頑張ります。笑笑 (2018年11月23日 15時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
初子(プロフ) - めっちゃお話面白いですね(^^)紫耀くん手強過ぎる笑 どうしたら振り向いてくれるのかしら。 (2018年11月23日 8時) (レス) id: 284fb3e075 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ひかるさん» ただ単に続き思いつかなくて止まってた!笑 面白くなるように頑張るー! (2018年11月23日 1時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*咲七波* | 作成日時:2018年10月30日 3時

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