love20 ページ20
.。.:*・゜
「じゃあ、廉くん!私家に帰るから!♡
また明日ねクソが!♡」
「ちょまて。最後要らん言葉入っとった。」
「え?そんなことないよ!ばいばいー!♡」
「いや逃げ足早ッ!!」
ぬああああ…ッ!!もうどうすればいいの…!!
いや、何も悩むことはないわ!ただ淡々といつも通り廉くんの隣に居ればいい!スキンシップ多めで!!学校では永瀬廉に尽くせるだけ尽くして、放課後はスホー王子のために100%の純愛を注ぎ込めばいいだけよ!!
これはきっと神様が私に授けた試練に決まってるわ…!
そして乗り越えた先で私とスホー王子が微笑んでるんだから!!
絶対に幸せになるんだから!!
.
部屋の窓を開けて。
綺麗な三日月を見上げて、あくびをしたら。
ゆらゆらと揺れて、もっと眩しく映る。
スホー王子も、どこかでこの月見てるかな…
明日会ったら、何を話そうかなあ?どんなことをしたら笑ってくれるかなあ。
そんなことを考えるだけで、胸が高鳴って、全身が温かくなって。
でもね、不安になるの。だって私、あなたの事何も知らないから。
恋ってすごいと思う。
相手の事を知らなくても、全てを知ってしまったかのようにその人の全てを好きになってしまうから。
それが危険だと分かっているのに、私たちは恋に堕ちてしまう。
だって私たちは、スリリングなものが好きだから。
痛い想いをしてでも、私はきっとヒラノショウ様に恋をし続けるんだ。
.
ふと、ベッドの中で思う。
恋って堕ち続けたらどこに行くんだろうって。
底はあるのかなって。堕ちて堕ちて、堕ち続けたら。
何かに衝突して、ぺしゃんこになって、跡形もないくらい。
残酷なまでに、どうにかなっちゃうのかな。
…でもね、なんだか。
それでもスホー王子はその前に私の事を受け止めて助けてくれるような気がするの。
ね、そうでしょ?
…だって、あなたは私の王子様だもん。
夢の中に現れたスホー王子は私に優しく微笑むの。
「好きだよ、Aちゃん…」ってね。
ほら、こんなの絶対正夢になるに決まってる。
あなたが私の目の前で愛を謳う日が…!
きっと、すぐそこに待ってるはず…!
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*咲七波*(プロフ) - ばいきんまんさん» コメントありがとうございます!波仔はなみこって読ませてます!笑 名前変換もできますよ〜!知っていたらごめんなさい! (2019年1月24日 5時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
ばいきんまん - すっごくおもしろいです! 波仔って何て読むんですか? 漢字苦手ですみません。 (2019年1月22日 15時) (レス) id: c8796e2e4b (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - 初子さん» 初子さんー!平野も読んでくださってありがとうございます!私もどうすればいいのか分かっておりません。やばいです。頑張ります。笑笑 (2018年11月23日 15時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
初子(プロフ) - めっちゃお話面白いですね(^^)紫耀くん手強過ぎる笑 どうしたら振り向いてくれるのかしら。 (2018年11月23日 8時) (レス) id: 284fb3e075 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ひかるさん» ただ単に続き思いつかなくて止まってた!笑 面白くなるように頑張るー! (2018年11月23日 1時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*咲七波* | 作成日時:2018年10月30日 3時