love14 ページ14
.。.:*・゜
流石に分かるだろ！！ねえ！！好きなんですってば！！
全力でハートを飛ばしながら、スホー王子を見つめてみるけれど。
顔色が一向に変わらない。
え、何？地蔵？？石像？？え？？？起きてる？？
なんて思っていたら、スホー王子が私を見つめたまま。
ふわりと微笑んで、私の頭に手を置いたの。
心臓がズッキューンって、何かに撃ち抜かれたみたいになって。
全身から好きだあああッて気持ちが溢れだして。
もっともっと近づきたくなってしまう。
こんな気持ち、初めてに近い。
「あははっ 励ましてくれてありがとうね？」
「…は、」
「いやー、最近老け込んだなあって思うんだよねえ…
この前なんか久しぶりに会った友達に老けたって言われてマジでショックでさあ…」
「え、いや。あの…ッ」
「現役女子高生にそう言ってもらえるだけで、元気出たー！
ありがと！！」
「へ、へへ…ッ どういたしまして。あはっ！」
ぬあぁあああッ！？！
何が起きている…！？
私はエイリアンと話しているのか？！そうなのか！！
待ってくれ！！待ってくれよ！！
これは新手の告白かわし術…！？この道のプロなの！？
え、私何か伝わりにくい言い方した？？ちゃんと言ったよね。
彼女になりたいんですって。ちょっと待て。
もう一回「好きだ」って言えばいい？？
え、もう怖い。スホー王子が怖い。
…でも好きーッ！
「ッ平野くん！」
「ん？」
「私、平野くんが好きです！！」
「え、うん。さっきも聞いたよ？ありがとう！笑」
「違くて…ッ！！」
「え？違う…？」
「い、いや違わないんですけど！！」
「あははっ、もう何？Aちゃん、おもろいなあ。笑」
「グゥ…ッ！！」
ダメだ！はあ！！そんな風に褒められたら…！！もう！！
「お家、まだ？どの辺なの？？」
ああ、そっか。私は家に帰ってる最中なんだった…
くそ！！このままでは何の収穫も無いまま！！終わらせるしかなくなってしまう！！
「えーっと、底の角を左曲がって3件目の家です。」
はい、テキトー！絶対詰んだ。
「じゃあ、もう着くね！」
「あ、はい！そうです！！ありがとうございます！！」
泣くしかない。
「いいえー、顎大丈夫？」
「あー、まだ痛みますけど。さっきよりはマシです。」
「そっかよかった！… アザ残らないといいな。」
.。.:*・゜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1063人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*咲七波*(プロフ) - ばいきんまんさん» コメントありがとうございます！波仔はなみこって読ませてます！笑 名前変換もできますよ〜！知っていたらごめんなさい！ (2019年1月24日 5時) (
レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
ばいきんまん - すっごくおもしろいです！ 波仔って何て読むんですか？ 漢字苦手ですみません。 (2019年1月22日 15時) (レス) id: c8796e2e4b (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - 初子さん» 初子さんー！平野も読んでくださってありがとうございます！私もどうすればいいのか分かっておりません。やばいです。頑張ります。笑笑 (2018年11月23日 15時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
初子(プロフ) - めっちゃお話面白いですね(^^)紫耀くん手強過ぎる笑 どうしたら振り向いてくれるのかしら。 (2018年11月23日 8時) (レス) id: 284fb3e075 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ひかるさん» ただ単に続き思いつかなくて止まってた！笑 面白くなるように頑張るー！ (2018年11月23日 1時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：*咲七波*
| 作成日時：2018年10月30日 3時
