31% ページ32
▒▓█
「ははっ ほんと久しぶり過ぎてなんか感動するわ。
そうやって、俺のこと怒るの。笑」
「優太の言葉なんか何にも信じないから。
どうせ可哀想な女って。相変わらず性格ブスだなって。
どうせそんなことしか思ってないんでしょ。」
「そんなことないって…、なんか、ごめんな。やっぱ俺のせいだよな。
Aのことそんな風にしちゃったのって。」
なにそれ。意味わかんない。
は?ふざけないでよ。そんな風って何。
「何が言いたいの?」
「人のことすぐ疑うっつーか、人間不信的な…?
前よりも酷くなってる気がするから。」
「は?別に私は、前に優太が言ったように元々こういう人間だし、
優太の影響なんかこれっぽっちも受けてないから。」
優太にこんな強がった言い訳通用するわけないのは、分かってるのに。
「…ッ」
「そっか。Aがそういうなら、そうだよな。
お前はずっと、お前らしいよ。笑」
あの頃みたいに、優太の手のひらが、私の髪の毛を優しく撫でる。
今すぐその手を払いたいのに、私の記憶が喜んでる。
私の中の女心が、「会いたかったよ。」って言うの。
…
私は知ってるのに。この男は平気で嘘をつくって。
その嘘に騙されたのは、私だって。
なのにどうして。ドキドキするの。もう、嫌だよ。
嫌だから、やっぱりちゃんと伝えることにする。
「…なんてね。嘘だよ。
優太の影響受けてないなんて嘘。影響しか受けてない。
優太に裏切られた日から、何にも信じれなくなってる。特に男はね。
…私を騙してまで手に入れたかったならさ、最後まで騙しきってよ。
私を裏切ったなら、それを突き通してよ。
これ以上、私をバカにしないで。
私の人生に介入してこないで。消えて。優太の事なんか…ッ!?」
.
次の瞬間、私の体は優太の腕に抱きしめられていた。
.
▒▓█
2438人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*咲七波*(プロフ) - ひかるさん» コメントありがとうございます!サラも参加でドタバタ劇が始まりました。笑 これからもよろしくお願いします!! (2018年9月19日 23時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - サムと幸せになっていく話だといーなぁと思いながら読んでたら、まさかのサラ登場とか笑 しょうれん好きにはたまらん展開になってきたっ☆引き続き2も読ませていただきます!! (2018年9月17日 23時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - レイチェルバナナさん» コメントありがとうございます!滅茶苦茶の関西訛りで「めっさ」って言うみたいです…! (2018年9月16日 22時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
レイチェルバナナ(プロフ) - めっさってどういう意味なんでしょうか?博多に住んでるので他の方言がよくわからないんです… (2018年9月16日 21時) (レス) id: f52ab03d28 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ななさん» コメント、そして素敵だなんて本当にありがとうございます!サムとサラの今後ぜひ見守ってください!よろしくお願いします!笑 (2018年9月11日 21時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*咲七波* | 作成日時:2018年9月3日 0時