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「そう、あいつは要注意人物なの。だから、傷つけられたらすぐ私に言ってね?
懲らしめるから!」
「うん、ありがとう。でも…え、永瀬くんと何かあったの??」
「えっ 何もないよ!!ただ、そう思ってるだけッ!!」
あ、危ない。
「なんだ。笑 心配しすぎだって!
永瀬くん入学してから、黒い噂なんて一つも流れてないんだよ??笑」
「いい、リリコちゃん。その余裕に漬け込んで、ああいう奴は手のひらを返してくるの!!」
「…何か、昔にあったの?Aちゃん…」
「べ、別に!私には何もない!!友達!友達から聞いた話を話してるだけッ!!」
「そっか…、まあ確かに本当の姿なんて誰にも分からないもんねー…
いざとなったらAちゃんを頼るから。安心して!笑」
「うん。本当に危険だから。リリコちゃんが喜んでる間はいいよ。
応援するけど。危険人物ってことは忘れちゃダメだからね。」
「わかった!わかったから!!!顔近い。笑」
…サムめ。
リリコちゃんなんかに間接キスどっきりでもした日にゃ…
お前の命はない。
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無意識にあの太陽きらっきら笑顔に向かって、眼を飛ばしていた。
まあこっちに気が付いたところで、結局いつものように笑ってましたけど。腹立つ。
.
授業後、リリコちゃんと幸せなランチタイム。
「うちの食堂、最高じゃない??」
「ね!!ホントに。お洒落だし、美味しいし。」
なんといっても、毎週違う世界中の郷土料理を楽しめるところ。
グローバルな大学にしてよかった。
「ボルシチなんて初めて!!」
「ね!!」
「「いただきまーす!」」
…ツ!!
「「美味―――ッ!!」」
なんてウクライナを全身で感じた後、リリコちゃんは次の講義へ向かってしまった。
あーあ。15時まで暇だ。
時間をつぶすために、私はトボトボと図書室に向かった。
『おい、見ろよあの子。』『超美人じゃん。』『声かけろよ。』
俯いて早歩きをする。
「ねー、キミ!」
最悪。
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*咲七波*(プロフ) - ひかるさん» コメントありがとうございます!サラも参加でドタバタ劇が始まりました。笑 これからもよろしくお願いします!! (2018年9月19日 23時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - サムと幸せになっていく話だといーなぁと思いながら読んでたら、まさかのサラ登場とか笑 しょうれん好きにはたまらん展開になってきたっ☆引き続き2も読ませていただきます!! (2018年9月17日 23時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - レイチェルバナナさん» コメントありがとうございます!滅茶苦茶の関西訛りで「めっさ」って言うみたいです…! (2018年9月16日 22時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
レイチェルバナナ(プロフ) - めっさってどういう意味なんでしょうか?博多に住んでるので他の方言がよくわからないんです… (2018年9月16日 21時) (レス) id: f52ab03d28 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ななさん» コメント、そして素敵だなんて本当にありがとうございます!サムとサラの今後ぜひ見守ってください!よろしくお願いします!笑 (2018年9月11日 21時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*咲七波* | 作成日時:2018年9月3日 0時