永瀬くんには堕ちないんでッ！！【Ren.N】

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「ねえ、Aちゃん。俺、Aちゃんのこと好「ごめんなさい。」









「あのさー、結構前から。Aのこと可愛いなって思ってて。もしよか「結構です。」









「突然でホント、困らせると思うんだけど。俺実はねAちゃんと付き合「丁重にお断りします。」









「いきなり呼び止めてごめ「さようならッ！！！」









「Aちゃッ「(走り抜ける音)」









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…






……






ぬあああああああっ！！！！！









うるさい。うるさい。うるっさいわ！！






もう！もう！！一人にしてくれ！！いっそ島流しにしてくれ！！流罪！へいっ！



アイムヒヤーッ！！








…バカだ。どうしようもないバカ。









…








何。何なの。





私はあなた達にたった１回だけ、「初めまして。」って言っただけ。









それ以外。なーんにも話してない！！誰！？誰なの。何にも知らないんですけど。









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大学生活が始まって。夏が過ぎて。




高校時代以上に声を掛けられる日々。









私は真面目に。本気で。心理学を学びたいと思ってこの大学に入ったのに。





もちろん。周りには私以上に真剣な人がいると胸を躍らして入学したのに。









いざ蓋を開けてみれば、空っぽ。すっからかん。ナニコレ。









皆が皆、思春期を終えられてない猿ばっか。



大学は動物園じゃねんだよーッ！！！









…っと、ごめんなさい。お口が滑りましたわ。









そんなこんなで。私は入学して半年。軽く鬱である。









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「…」









大好きなレモンミルクを飲んでいても、全然気分が落ち着かない。





むしろ、段々とイライラしてくる。

『おいおい、レモンミルクって可愛すぎん！？』

『無理。心臓射抜かれた。』

『今日も天使すぎる…！』









ああ、もう最悪。





校舎内で飲むのやめようかな。



もういっそ何。あれですか。




バリ厳つい超最強のエナジードリンクでも飲めば好感度下がる？？









…でも。そんなことしてまで愛しのレモンミルクちゃんと別れたくない…！！






っていうか！！あいつらのせいで飲むのやめるなんて！ムカつくわ！！









「もう、何！？朝から顔、怖すぎ。笑笑」









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