-γ- ページ27
*・。
「なあなあなあッ」
「岸くーんッ!!」
「んーっだよ!!近えんだよ!」
顔の前に迫ってくる廉と紫耀。
「チューは!!」
「チューした!?」
「あ、の、なあッ!!俺は、お前らみたいにガキの恋愛してないの。
そんなね、チューしてチューしてチューするみたいな考え方がまずガキ!マジでガキ!」
「はあ!?ついこの間まで「唇奪いますッ」て乗り気だったのは優太やろ!?!」
「なんや、岸くんそれ、キスでけてへんカッコ悪いただのいい訳やん。」
「いい訳じゃないッ!!俺は段階を踏んでるんだよ!!
いいか、紳士の恋愛は緻密に計算しつくされた美しい方程式があるわけよ。
あッ わりッ お前らには難しいか!」
「紫耀、こいつめっさ腹立つからしばいていい?」
廉が真顔で拳をあげる。
いや、怖い怖い!!笑
「待って!抑えて!!抑えるんや!!」
「離せーッ この猿があ!!人が相談乗ってやってるのに!!なんやその態度!!」
「人の話を最後まで聞け!俺は段階を踏んでいるのだよッ!
聞いて驚け…、ついに恋人繋ぎをした岸くんだよ。」
「んーなん、前回から何の進展もないわ!!放せッ 紫耀!!」
「まだ話は終わってない!!そしてそして、ついに岸くんは…」
「「はよ言え!」」
「Aちゃんとハグしちゃいましたああっ!!!!!」
「「いや、ハグかいッ」」
「んなもん、告白した日に済ませるやろーが!!」
「平野なら会ったときに必ずハグしてる。」
「一緒にするな!!お前らが当たり前のようにする価値の薄っぺらいハグじゃねえんだよ!!
夕日の前で、お互いを見つめ合って、そしてハグ… 思い返すだけで感動的だね。」
「いや、普通その流れでキスするやろ??」
「うん、する。待てない。」
「そこがガキなんだよ。ははははっ」
「廉、いってらっしゃい。」
「おうりゃーッ!!!!」
「やっべッ」
そしてまた始まる、鬼ごっこ。
授業でこれから持久走だってのに、全力で走ってる俺ら。アホかッ!!
*・。
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*咲七波*(プロフ) - 夜木さん» 夜木さん!コメントありがとうございます泣 キュンキュンさせることが出来て嬉しいです!最後まで読んで下さってありがとうございました! (2020年12月25日 13時) (レス) id: 1b45d9b579 (このIDを非表示/違反報告)
夜木(プロフ) - とても今更なのですが一気に読ませて頂きました。2人ともピュアでかわいくて読んでいてキュンキュンしっぱなしでした。素敵な作品をありがとうございます!! (2020年11月21日 22時) (レス) id: 9b6e1cc694 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - うわ、なんか読みながら泣いちゃってたわ …この話、泣く要素なさそうと思って読み始めたのに不覚やった笑 私は好きだよって言ったら、その好きは俺が言う好きと意味が違う!!って言われたんやけど( ノД`)… (2018年12月30日 1時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
☆燐★(プロフ) - *咲七波*さん» はい!即刻お気にです! (2018年9月24日 21時) (レス) id: 059af8cb76 (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - ☆燐★さん» コメントありがとうございます!感動と涙を届けられてすごい嬉しいです!涙 続編もぜひ!笑 (2018年9月24日 21時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*咲七波* | 作成日時:2018年8月18日 16時