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偽王子47 ページ7

.。☆。.






菊池先輩の隣に並んで校内を歩くのが久しぶりで、

ちょっと緊張する。




さっきなんか、安心した勢いで抱き着いちゃったし。



今更恥ずかしくなって、じわじわと顔が熱っぽくなる。




わ。私なんて、大胆なこと…汗




ま、でも。

これもほら、再会の証。ということで。うん!




すこし暑いから、偽王子のジャージを脱いで手に持ちかえた。







ーーーーーー




教室について、ドアに手をかける。


入るやいなや、りんちゃんがとんでもない勢いで私に飛びついてきた。




「ほんっとうに心配した!!よかった!!!」


「ごめんねぇえ!!!りんちゃあああっ」



私もりんちゃんをぎゅっと抱きしめる。



「バカ!!バカ!!!!もう!!!」





「…あ、俺失礼しますねー。」



カバンを持って、外に出ようとする先輩。



「まって、先輩!!私お礼に2人にアイス奢るので!!」


「え、マジ?」





そう言うと、りんちゃんも「やったー!」と飛び跳ねた。






前から2人はアイスが大好きだよね。笑




「久しぶりに、3人で帰ろ?ね!!」



りんちゃんが私たちに微笑みかける。



先輩も私も笑顔で頷いて、コンビニまでの路を進んだ。






ーーーーーー





それぞれ好きなアイスを選んで、私がお金を払う。



外で待つ2人に急いで届けると、

高校生かって突っ込みたくなるような、無邪気な笑顔で食べ始めた。






「うんめー!!」


「やっぱこの梅雨終わりに食べるアイスって期間限定だよね〜!」


「りん、お前いいこと言うな!!」


「でしょ、もっと褒めて。」


「おいし〜〜!!」


「はは、Aアイス早速鼻についてるし。」


「え〜!りんちゃん取って!!」


「も〜!!!笑」






ああ、すごい楽しい。

やっぱり3人でいるのが、とても好きだ。





そのあとも公園に行って、

小学生に交じって鬼ごっこしたりブランコしたり、

謎の泥団子コンクールしたり。





高校生なんてほど遠いことをして、目いっぱい遊んだ。



今までの分を取り戻すんだって気持ちで。







時間を忘れて、騒ぎまくった。









.。☆。.

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- 49ページ18行目 血ナマコ→血まなこ だと思います (2019年10月11日 21時) (レス) id: 3686d4536b (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - アリサさん» またまたコメントありがとうございます!励みにすごくなります…!これからもよろしくお願いします。 (2016年8月22日 10時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - 読みました!健人くんにも風磨くんにもめっちゃドキドキしました(≧∇≦)主人公がいなくなってふうまくんが自然と主人公を探しに走りだしたところとかすごくきゅんときました!これからも更新頑張ってください!! (2016年8月21日 8時) (レス) id: b08e342944 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*咲七波* | 作成日時:2016年8月19日 23時

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