偽王子61 ページ21
.。☆。.
普段を知っているからなおさら、エグい。
なんだその微笑みは。
どっから湧いて出ているんじゃ!!この!!!
「じゃ、またね。Aちゃん。
お大事に。笑」
ぽんっと私の頭に手を置いて、あの笑顔を1つ。
爽やかな匂いが香りそうな王子様スマイルで私を見つめるもんだから、
思考と心拍数がおかしくなる。
てかAちゃんって…!!
は、初めて呼ばれた!!?
「あ、はい…」
無理やり平然を装って返事をしたけど、
脳内はカーニバル。
そんな私に目もくれないで、
くるっと緑の風を帯びながら去っていった偽王子。
な、なな。
やっぱプロだ…!!!
だけど、詐欺だ!!詐欺だよ!!!
「うっわ、なにあれ。
ちょっとA、どういうつもりよ。」
「な、なんでそんな怒ってんの!!?笑」
「そりゃ怒るわ〜!!男っ気なかったのにまさか…あの…ねぇ。
何か親離れされた気分!!笑」
「なにそれ。笑
てか、何にもないから!!」
「何にもないわけないでしょ!!!
名前呼びだったし!お大事にって!!いや、そのおでこ何かあったの!?」
「あ、これは岸と正面衝突しただけ、笑
中島くんはその私が落とした保冷剤を拾ってくれただけだから…!!!ね!」
「岸のやつ…!!!笑
ほんとに〜!??…ならいいけど。あんま関わんない方がいいよ絶対。
意味わかんない女に目つけられるだけだし。」
「それはそう思う。から近づきませんよー!笑」
「えらい!お母さん安心した!!」
とか言いながら、あいつの召使いしてるって私最悪か…
りんちゃんだからこそ無駄な心配させたくないし、
バレたらもろもろ面倒なので。
許して!!りんちゃん!!!
心の中で、両手を合わせておいた。
「ほら、さっさといくよ!!」
「はあい!!!」
走って多目的ホールまで行く。
すると。
案の定リーダー永瀬に「いつまで寝とんじゃ!!」と叱られたので、
丁寧に謝っておきました。笑
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○ - 49ページ18行目 血ナマコ→血まなこ だと思います (2019年10月11日 21時) (レス) id: 3686d4536b (このIDを非表示/違反報告)
*咲七波*(プロフ) - アリサさん» またまたコメントありがとうございます!励みにすごくなります…!これからもよろしくお願いします。 (2016年8月22日 10時) (レス) id: 3d58baab0f (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - 読みました!健人くんにも風磨くんにもめっちゃドキドキしました(≧∇≦)主人公がいなくなってふうまくんが自然と主人公を探しに走りだしたところとかすごくきゅんときました!これからも更新頑張ってください!! (2016年8月21日 8時) (レス) id: b08e342944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*咲七波* | 作成日時:2016年8月19日 23時