俺のすきなひと【ハイキュー】 (ページ3)

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寝てちゃだめだよページ3

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴り授業が始まった。
授業が始まってすぐに眠くなってきた。
・・・少し寝るか。

「昨日の宿題の答え当てていくぞー」

「じゃあ今日は12日だから3番の岡崎。」

「12日関係ないじゃないっすか！」

『！！』

先生が当てていくみたいなことは聞こえていたが
睡魔に勝てず目を瞑ってしまった。

『影山くん。起きて。当たっちゃうよ？』

清家さんの声が聞こえる。

『影山くん。次だよ！』

「影山！！」

「あ、はい！」

当てられて飛び起きた。
何も聞いていなかったから何を答えればいいかわからない。

『・・・ここ見て。』

清家さんがノートの端っこを指さしていた。
そこには答え3xだよ、と書かれていた。

「3ｘです。」

「ちゃんと聞いとけよ。はい次ー」

内心安心していると清家さんが話しかけてきた。

『・・・ふふっ』

「・・・笑うなよ。」

『寝てる影山くんが悪いんだよ？』

「次から気をつけます。」

『もー』

頬をふくらませる。まるでリスみたいだ。

『でも、私が寝てるときは影山くんが起こしてね？』

「まかせろ」

『ほんとに〜？』

清家さんはいつものふわふわしている笑顔じゃなくて
今はいたずらっぽく笑っている。

いたずらっぽい笑顔が可愛くてつい目をそらしてしまった。

『なんでそっちむくのー？』

「清家。話聞いてるか？」

『は、はい！』

清家さんは先生から注意されてしゅんとなっている。

また新しい清家さんの一面が知れた。
それだけで俺は嬉しくなる。