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ピーッ!!



音駒対青城の試合が始まった。


『あ、』


国見と目があったけれどさっきあったことが気まずくて目をそらしてしまった。

ちゃんとしないと。


『ドリンクどうぞ。』


岩泉「さんきゅ。」


『はい。おつかれ。』


国見「Aさん。俺のことちゃんと見ててくださいね。」


『・・・ちゃんと見てるよ。安心して。』


喋れるけど顔見るのは気まずいな・・・


国見「ちゃんと顔見て言ってください。」


『ぇ、』


背の高い国見を見上げながら


『ちゃんと見てるよ。頑張れ。』


どちゃくそ恥ずい。


国見「なかなか目合わせてくれないから悲しかったです。」


『ごめん。』


国見「Aさん、顔赤いですよ?」


『・・先輩をからかうのはやめなさい。』


国見「・・・Aさん。』


『ん?』


国見「好きです。」


『・・・ぇ』


国見は私の目をまっすぐに見てそう告げた。
そのまま国見は何事もなかったかのようにコートへ戻っていった。

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作者名:ななみ | 作成日時:2023年5月5日 18時

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