会議 ページ9
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板東に連れられて、雛森がロッカールームに戻ってきてから
早くも20分が過ぎようとしていた。
「ストーカー、ね....」
『はい、』
俯いたまま、膝に置いた手をぐっと握った雛森。
ここまで追い詰められた雛森を見るのは初めてだった。
つまり、それほどまでに過激な内容ってことだ。
50「隠し撮りされた写真が家に送られてきたみたいで、」
6「隠し撮り、.....って、プライベートもってこと？」
『はい....この前皆さんとご飯行ったときの写真もあって、』
9「....あん時か」
聞けば聞くほど寒気がしてくる。
それと同時に、雛森をここまで追い込んだ奴への怒りが沸き上がってきた。
「あとは、大丈夫なの？なんか危害加えられたりとか、」
『っ、....』
50「....それが、盗まれてたみたいなんです。
Aが着てた、アンダーシャツ、」
31「は？....何すか、それ」
想像を超えた内容に、思わず絶句する。
アンダーシャツといえば、俺たち選手の肌に直に触れるもの。
それを、盗まれるって。
7「....気持ちわるすぎ、」
9「ほんま、反吐が出るわ」
雛森が男だろうが何だろうが関係ない。
これはもう、立派な"犯罪”だ。
未だに俯いたままの雛森に、板東が不安気に顔を覗き込んだ。
50「ねぇ、A......心当たりはないの？」
『......』
静かに首を横に振る。
それもそうだ。
プロ野球選手という立場にある以上、誰かに見られることなんて当たり前で。
その中の1人がストーカーだったとしても、気づくことは難しいだろう。
68「あの....」
7「ん、どうした？」
沈黙の中、三森がおずおずと話し始めた。
68「雛森さんがアンダーから着替えるとしたら、更衣室かここですよね。
それなら、盗める人って限られてくるんじゃ、」
31「それって、まさか......俺らのうちの誰か、ってこと？」
「いや、それはないよ」
盗難の件はそれで辻褄があっても、俺らが練習中や試合中に隠し撮りする暇なんてない。
少なくとも、"選手"ではないってことだ。
6「じゃあ、他に誰が、」
50「......あ、」
全員の視線が、板東に集まる。
その隣に座っている雛森も、静かに顔を向けた。
50「1人だけ、いるかもしれません」
50「俺らの近くで、不自然な動きをしてた人、」
ロッカールームに張り詰めた緊張が、また一段と強くなった。
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ななみみ(プロフ) - m.さん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです(泣)今後とも頑張りますので、また読んでいただけると嬉しいです✨ (2022年7月23日 17時) (
レス) id: 971830bfae (このIDを非表示/違反報告)
ななみみ(プロフ) - ゆいとさん» 遅くなってしまってすみませんでした🥲リクエストありがとうございます！申し訳ありませんが、あともうしばらくお待ちください...！ (2022年7月23日 17時) (レス) id: 971830bfae (このIDを非表示/違反報告)
m.(プロフ) - 作者さんのペースでいいので更新して楽しみにしてます〜🧸 (2022年7月22日 22時) (レス) @page47 id: 7fb43ab903 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいと - 周東くんがひなくんにでれでれする話がみたいです。 (2022年3月26日 16時) (レス) id: 49fa765743 (このIDを非表示/違反報告)
ななみみ(プロフ) - あいさん» リクエストありがとうございます！今しばらくお待ちください〜🙇♀️ (2022年3月20日 18時) (レス) id: c1526d1eed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななみみ | 作成日時：2021年8月28日 16時
