１８１話 本当は ページ6
ことりside
楓華｢沙友理ちゃんはね...
ことりちゃんを守ってお母さんに階段から落とされたんだって。｣
...嘘だよね。
お姉ちゃん、ことりのために...
そんなわけない...
だって、お姉ちゃんが母さまの前でことりのこと守ったことなんて...
それに、ことりは母さまの不倫で生まれたなんて知らなかった。
...ことりは、何も知らなかった。
お姉ちゃんにだけ運命を追わせて...
ごめんなさい...
本当は気づいてた。
お姉ちゃんがことりのこと守ってるの。
母さまの前でことりに冷たくするのも、全部。
お姉ちゃんの優しさだったのに...
ことり｢あの...｣
楓華｢どうしたの？｣
ことり｢ことり、実家に戻ります。
確かまだ売り払われていません...｣
お姉ちゃんを助けなくちゃ。
お姉ちゃんの無罪の証拠があるなら、家かあの空き家。
先に家を当たります。
楓華｢よし、じゃあ明日行こう。｣
美澪｢賛成！｣
ことり｢...っ、ありがとうございます！｣
泉｢気にすることないわよ。
私たち、仲間なんだし。｣
...お姉ちゃん、ことりね、お姉ちゃんの他にもうひとつ大切なもの見つけたよ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
美澪｢わー、私の家に似てる...｣
泉｢お、大きいわね...｣
楓華｢久しぶりだな〜！｣
...ことりも、久しぶりです。
母さまが亡くなってからは当てもなくてホームレスになったから...
...そういえば、どうしてこの家は売り払われないのでしょう。
母さま、生きてる間にこの家を手放しはしないと言ってましたが...
もう全額払ってしまったのでしょうか。
何はともあれ、宝探し開始です。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エリー | 作成日時：2018年5月31日 5時
