１９０話 幼馴染の夜 ページ15
沙友理side
沙友理｢.....｣
楓華｢.....高遠さんたち、いないね...｣
沙友理｢うん。｣
記憶が戻ってから、ふーこに聞きたいことが何１００個も出来た。
まずは。
沙友理｢ふーこ、彼氏出来たの。｣
楓華｢ぅえ！？
か、彼氏なんか出来てませんー｣
なんだ。
真っ赤になって否定してるけど。
沙友理｢じゃあ高遠さんとはどういう関係なの｣
楓華｢あ、憧れの人だよ！
ほら、ファンと芸能人、みたいな...｣
あーあ、自分で言って悲しそうだし。
沙友理｢じゃ、ふーこは好きなんだ。｣
楓華｢すっ、好きとかじゃ...｣
照れてる。
好きなんだな、わかりやすい。
楓華｢そっ、そういう沙友理ちゃんこそ！
月岡さんの気持ちに答えたの！？｣
沙友理｢は？｣
ここで月岡さん出す？
楓華｢だって月岡さんの沙友理ちゃんを見つめる目が優しくて...｣
沙友理｢へー...
まあでもあの人は好きな人いるから。｣
楓華｢！？｣
沙友理｢高遠さん。｣
ふーこはちょっと黙った。
楓華｢ぅぇぇぇええええ！！｣
ほんとに...
沙友理｢ぶっ、嘘だって。｣
ふーこは面白い。
沙友理｢そもそも高遠さんにも好きな人はちゃんといるみたいだし。｣
楓華｢え、だ、誰！｣
沙友理｢さぁね。｣
ふ、から始まって自分の目の前にいるなんて言わないし。
楓華｢...懐かしい。
何歳になってもこんな話は楽しいよね...｣
沙友理｢そうね。｣
私はこんなに純粋な幼馴染を持ってしまったのが辛くて嬉しいよ、ふーこ。
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紬｢ねぇ、丞...
これはいつ入ればいいのかなぁ。｣
丞｢さぁな。｣
紬｢ふふ、丞、綾薙さんと両想いだね｣
丞｢はぁ？向こうは認めてないぞ｣
紬｢もー、あっ、今やっと認めた！｣
丞｢！｣
こうして幼馴染の夜はふけていった
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作者名：エリー | 作成日時：2018年5月31日 5時
