１８６話 運命の仲間 ページ11
いづみside
いづみ｢沙友理ちゃん、そこセリフ聞こえにくい！｣
沙友理｢はい！｣
いづみ｢ことりちゃん、そこもっと声張って！｣
ことり｢...はいっ！｣
いづみ｢泉ちゃん、そこもっと狂気を！｣
泉｢はい！｣
いづみ｢楓華ちゃんもそこもっと涙を！｣
楓華｢はいっ！｣
いづみ｢ちがーう！
美澪ちゃん、ちょっと稽古してなかったから忘れてる！｣
美澪｢ひいっ！
監督さん怖いんだけど〜〜！｣
いづみ｢当たり前だよ！？
だって、本番まであと二日だよ！？｣
そう！明後日は本番！
色々ありすぎて皆忘れてる！！
ということで、私は鬼モードでしごいている。
いやまあ上手いんだけど！
やっぱ、前の方がいいから！
元に戻さないと！
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楓華｢はー、疲れたぁ...｣
ことり｢監督さん怖かったですね...｣
泉｢さすが海を越えて伝わるカンパニー...｣
そうだった。
楓華ちゃんが帰ってきたのは...
沙友理｢...運命。｣
まさに、奇跡的な運命。
私、頑張ってよかったんだな。
ほんとに最初は大変だったけど...
楓華｢私たちみたいな人が増えるといいですね...｣
いづみ｢そうだね。｣
泉｢こんなこと、そうそうないんじゃない？｣
美澪｢何ていうか、運命の親友と運命の妹って感じ？｣
沙友理｢待って、ひとつ忘れてる。｣
？
沙友理｢運命の仲間。｣
美澪｢ーーー！
ずるーい！こんな時にそんなこと言うなんて！｣
泉｢泣けてくるわね...｣
よかった。
沙友理ちゃんも大切に思ってたんだ。
みんなのこと。
よかった。
私は、このカンパニーのみんなが運命の仲間だよ。
ありがとう。
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作者名：エリー | 作成日時：2018年5月31日 5時
