＊「主人公が手首を凄く深く切って、私なんか生きてる価値ない、と言ってみたら…」 ページ30
『私なんか生きてる価値ない…！』
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
中島敦
「ｯ…！そんな事ないよ！Aちゃん…僕は君が生きている価値がないなんて思った事ないよ」
そう彼は優しいけれど力強い声で貴女に云います。
「…君が居るから僕は生きて往けるんだよ」
そう彼は貴女の涙を掬ってくれます。
太宰治
「…A。この世に価値の無い人間なんて存在しないんだよ」
そう彼は、冷たい声で答えます。
“…治さんは私が居なくなっても悲しんでくれないんでしょ！？ｯどうせ…心の中で喜んでいるんでしょ！？”
貴女がヒステリックな声で叫ぶと、彼は目を見開き云うのでした。
「…それは違う。
私はAが居るから、現在と云う幸福な日々を送る事が出来ているんだよ」
彼は一息でそう云うと貴女に微笑みかけます。
「Aが何回、自分を見失っても私が取り戻してあげるよ」
___だから、そんなに泣かないで。
「私はAの笑っている姿が好きなのだよ…」
彼はそう云うと、
貴女が落ち着くように…と、優しく抱き締め、頭を撫でてくれます。
国木田独歩
「何を云ってるんだ」
怒られます。
半端じゃない程に。
「生きている価値が無いなど、誰が決めた？」
“自分か？”
と彼は、貴女が答えを出すその時まで、じっと隣に居てくれます。
「安心しろ…俺はお前を価値ある人間だと思っている」
江戸川乱歩
「何、云ってんの」
彼は飴を転がし乍、貴女の頬を摘まみます。
「…この名探偵があるって云ってるんだから自信持ってよ…」
と、彼なりに励ましてくれます。
福沢諭吉
「…価値があるかなど、云わなくても判っている筈だ」
彼は貴女の瞳を見つめ、そう云います。
「…私はAを無価値な人間ではない事を知っている…」
“だから…そんな表情するな”
と貴女の髪を撫でてくれます。
＊「主人公が手首を凄く深く切って、私なんか生きてる価値ない、と言ってみたら…2」→←＊「バイバイ、と言って消えてみたら…2」
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七海@月と星−−君と幸福な世界(プロフ) - 黒バイさん» 有り難う御座います。そう言って頂けて何よりです。リクエスト有り難う御座いました。 (2018年11月26日 7時) (
レス) id: 94153de35f (このIDを非表示/違反報告)
七海@月と星−−君と幸福な世界(プロフ) - マイさん» 楽しんで頂けたのなら良かったです。応援有り難う御座います。 (2018年11月26日 7時) (レス) id: 94153de35f (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - 有難う御座いました。自分からリクエスをしたにも関わらず傷ついた文豪たちを見て心が痛くなりました。これからも応援しています。 (2018年11月26日 6時) (レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - リクありがとうございました！！スゴく良かったです！！これからも頑張ってください！！ (2018年11月26日 0時) (レス) id: 503aa2dbd1 (このIDを非表示/違反報告)
七海@月と星−−君と幸福な世界(プロフ) - ノンさん» 有り難う御座います…！多分、今日中には続編に行ける筈…なので、その時またリクエストがありましたらどうぞ遠慮なくして下さいませ (2018年11月25日 18時) (レス) id: 94153de35f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七海@月と星−−君と幸福な世界 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nanamikinn3/
作成日時：2018年8月23日 9時
