壱。 ページ1
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『始まり。そして___、終わりは告げられる』
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「………面倒だなぁ、凄く。」
締め終えたら、朝食(甘味物)を摂り、
『臨時速報です。先程___連続放火魔が逃亡との事、近隣に住む方々は警戒を怠らぬ様___』
報道に目を通したが良いものの、興味が湧かず、電源を落とす。
落とした刹那、鳴り響く。
「……如何かしたかい?」
『___如何かしたかい?…じゃねぇ!何時まで待たせりゃ気が済むんだよッ!』
怒声、嫌悪。それらを纏めて形容したかの様な、声が鼓膜を包み込む。
「……そうだなぁ、中也君の背が今よりも縮む位迄、かな。」
____待機させるのだとしたら。
『………矢っ張り、苛つく野郎だな。手前』
「ふふっ、そうかい?…それは光栄な事柄だね」
『_____重力操作してやろうかァ?』
"重力操作"と云う語彙を聞いて、
だが、必死に耐え、抑え込み。
平然と応える訳なのであった。
「……それは遠慮して措こうかなぁ、折角だけれど、ね…?」
『……そうかよ、まァ、別に良いけどな?…準備出来たら来いよ』
「……嗚呼、うん。…了解。」
平然と応えた後、下へと通じる路へ足を運ばせる用意をし___。
「………今日も、頑張って来るから、さ。」
____力を貸して呉れたら、嬉しいなぁ…。
そっと、祈る様な声色で呟き、外へと飛び出した。
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月華 - 七海ちゃん、ごめんね。こちらにメッセージします。事情により、明後日まで来れません。明後日になったら必ず来るので、待っててください。 (2021年1月18日 13時) (レス) id: cbd5fcf97e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴幸 | 作成日時:2020年9月17日 11時