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「俺は美しくなんかない…
嫉妬に狂って大事な娘を殺そうとした
最低の…母親なんだ…」
こぼれるのは
お妃さまの後悔
そして切ない恋心
「ひどいだろ…？
あんなに可愛い、優しい子を
自分が愛されたいだけでこんな…」
ポロリ、と
止まっていた涙が溢れだします
「こんな俺は
誰にも愛される資格なんてないんだ…！」
「涼介！」
泣き崩れたお妃さまを
青年は強く抱きしめます
ああ僕はなんて…
なんてバカだったんだろう…！
「ごめん！ごめん涼介！
なんでもっと早く、僕はッ…！」
「……だいき…？」
こんな醜さを知れば
青年は呆れ果てて自分を嫌いになるだろう
そう思っていたのに抱きしめられて
お妃さまは戸惑います
「ど、して…？
俺はひどいことした…最低の…」
「違う！そうじゃない！
ひどいのは僕で、涼介は何もっ…！」
いまこの時
青年はやっと理解しました
“世界で一番美しいのは白雪姫”
そう答えた自分の言葉こそが
彼女を罪に追いやったことに
「僕はずっと涼介しか見てなかった！
それを伝えていればこんなことには…！」
お妃さまが愛されたかったのは
鏡の中にいる青年
魔法の瞳を持つ自分が相手でなければ
なにも殺すまでしなくてよかった
遠ざけてしまえばそれですむのに
深い罪に追いやったのは自分だ
そしてもっと早く
自分が彼女への想いに気付いて
それを伝えてさえいれば…
「大貴…それ、ほんと…？」
「嘘なんか言わないっ！
僕はずっと…キミのことをっ！」
愛してる、の言葉の代わりに
口付けが贈られ
お妃さまはそれを受け入れました
罪は許され
最も欲しかった愛が与えられるのなら
なにを拒むことがあるでしょう
「涼介…」
「大貴…」
心を込めて互いを呼んだ二人は
そのままもつれるように抱き合います
「僕のものに…なって…」
囁きに、微笑みで応えた美しい花を…
青年はそっと抱き上げ
ゆっくりと小部屋を後にしたのでした
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ぐるぐる(プロフ) - はぁぁぁ…山田くん幸せになれてよかった！大貴と一緒ならこれから先幸せに暮らせますよね？？残されて王様が心配です…続きにハラハラドキドキがたまりません！ (2019年10月8日 7時) (
レス) id: b11125461f (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - tomo0614qpさん» うんうんうん、ひかいのはお似合いなのです！夢と希望とロマンと萌えがたっぷり！いーよねぇ、ひかいの…ハッ！うっとりしすぎた…すいません！次もよろしくです！ (2019年9月23日 8時) (レス) id: b35b5df26e (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - けーままさん» へっへー、かわいいカップルですよねー♪ひかいの大好きなので、二人には速くイチャイチャしてほしいです。つぎは４章、よろしくー！ (2019年9月23日 8時) (レス) id: b35b5df26e (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - みるみるみるきーさん» 最近ゆといの推しのひと、多いねぇ。でもあたしはひかいのなのさっ。時代に逆らってでも推しカプを書くぞ！(笑) (2019年9月23日 8時) (レス) id: b35b5df26e (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - shootingstarhapさん» 予想当たりましたかー！よかったです♪そして第４章が出来上がりましたので、お時間ある時見にきてくださいね。よろしくー！ (2019年9月23日 8時) (レス) id: b35b5df26e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/isut/ano/
作成日時：2016年10月15日 6時
