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薬の本当の効果を聞いて
お妃さまは大きく目をみはります
「え、でも…
いのちゃん、息してなかったよ…？」
「そう見えるだけだよ。
動物が冬眠してるのと同じで
すごくゆーっくり息をしてるんだ。」
不思議な魔法は
そんなことまで可能にするのか…
そう驚いたお妃さまでしたが
ならばどうしたらいいのでしょうか
お妃さまの望みは
一度だけでも彼の瞳に映ること
それが叶ったいま
白雪姫を眠らせ続けることは
更なる罪です
かといって
いま白雪姫が目を覚ませば
せっかく手にいれた喜びは
瞬く間に消え失せてしまいます
「涼介？」
お妃さまの驚いた顔と
その後の戸惑いに満ちた表情に
青年は己の考えが
間違えていたことに気付きます
“殺せなかった”のではなく
“殺すつもりだった”
そしてその薬を今も
隠すように持っていた、と言うことは
彼女はこの後、自分自身も…
「＿＿＿＿＿涼介。」
そっと優しく、華奢な肩に触れ
青年はお妃さまに微笑みました
愛する王さまが愛した姫を殺して
自分が代わりに愛されたかった
でもそれでも
それを成したことで後悔に押し潰され
涼介は自ら死を選ぼうとしてる
キミはなんて…
「僕はね、涼介…
キミのしたこと、正しかったんじゃ…
って、思うんだ。」
「えっ？」
驚いたお妃さまに
青年は静かにうなずいて見せました
「いのちゃんが無事成人したとして
そうしたら藪くんはどうすると思う？」
「どうするって…それは…」
白雪姫の誕生日まで
もうあとほんの少しです
こんな事がなければ
その日は国をあげての
お祝いになったでしょう
そしてその祝賀パーティーが終わり
いつものように寝室で
二人きりになったとして…
「たぶん、藪くんはもう我慢しない。
大人になったいのちゃんに愛を告げて
きっとそれをいのちゃんは受け入れる。」
「あ…」
“白雪姫が大人になるまで”
それが、王さまとお妃さまの交わした
約束の期限でした
ですが
姫は王さまを愛しているのでしょうか
まだあんなに幼い姫が
親愛ではなく男女の愛を理解しているとは
到底思えません
だとすれば…？
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ぐるぐる(プロフ) - はぁぁぁ…山田くん幸せになれてよかった！大貴と一緒ならこれから先幸せに暮らせますよね？？残されて王様が心配です…続きにハラハラドキドキがたまりません！ (2019年10月8日 7時) (
レス) id: b11125461f (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - tomo0614qpさん» うんうんうん、ひかいのはお似合いなのです！夢と希望とロマンと萌えがたっぷり！いーよねぇ、ひかいの…ハッ！うっとりしすぎた…すいません！次もよろしくです！ (2019年9月23日 8時) (レス) id: b35b5df26e (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - けーままさん» へっへー、かわいいカップルですよねー♪ひかいの大好きなので、二人には速くイチャイチャしてほしいです。つぎは４章、よろしくー！ (2019年9月23日 8時) (レス) id: b35b5df26e (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - みるみるみるきーさん» 最近ゆといの推しのひと、多いねぇ。でもあたしはひかいのなのさっ。時代に逆らってでも推しカプを書くぞ！(笑) (2019年9月23日 8時) (レス) id: b35b5df26e (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - shootingstarhapさん» 予想当たりましたかー！よかったです♪そして第４章が出来上がりましたので、お時間ある時見にきてくださいね。よろしくー！ (2019年9月23日 8時) (レス) id: b35b5df26e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/isut/ano/
作成日時：2016年10月15日 6時
