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「財務大臣の呼び出しなら
裕翔が居なくても大丈夫だよね。
悪いけどこれ食べてから来て。」
「うん、そうする。」
よろしくー、と王子は出ていきました
それを見送って
裕翔くんはテーブルにつきます
「いただきまーす。」
パクンと一口食べてから
ふと思い付いて
食事のトレーを持ち上げました
どうせなら
白雪姫を見ながら食べよう、と
思い付いたのです
「ふふ。
なんかうれしいかも…」
白雪姫の棺の隣で食べれば
ふたりで食事をしている気分になれました
冷めてはいても美味しい食事は
美しい姫を見ながら食べると
さらに美味しく感じます
「そう言えば…
二人きりって初めてだな…」
その事に気付いて
裕翔くんはポッと頬を染めました
いつもは王子がいましたから
こんなにじっくり姫を眺めるのも初めてです
「やっぱり可愛いなぁ…」
王子がきっちり閉めていった棺の蓋を
何気なくさりげなく開けて
隣に膝をついた裕翔くんは
姫の黒髪にそっと手を触れます
あの日一度きり触れた髪は
今日も変わらず滑らかです
「気持ちぃ…」
目を細めてその感触を味わううちに
裕翔くんの中で
ムクムクわき上るものがあります
なんせ彼も健康な男の子
かわいい女の子が
これ程無防備に目の前にいれば
不埒な気持ちになることだって
あってもおかしくありません
「ちょっとだけ…なら、いいよね…
光くん抜きで会えるなんて
この先あるかわかんないし…」
誰も聞いてないのに言い訳してるのは
やっぱり後ろめたいからでしょう
なんせ姫は王子の奥さんです
ばっつりがっつり人妻です
でもだからこそソソルと言うか
禁断の果実は甘いと言うか…
ゴクッ
無意識に唾を飲んで
裕翔くんは震える指で姫の頬に触れました
「や、わらか…
しかもなにこの感じ…」
黒髪もそうでしたが
白い肌も指先に吸い付くようです
丹念に焼き上げた白磁のような
それでいて
朝露をたたえた薔薇の花びらのような…
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ぐるぐる(プロフ) - ひめ様お目覚め〜！初夜にしてテクニックを爆発させる光王子…(o´艸`)キャー！！ステキ！！甘々な新婚生活になるんでしょうか？続きが楽しみです！ (2019年11月1日 7時) (
レス) id: b11125461f (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - shootingstarhapさん» いつもありがとうございます。これからの展開はどーなるかわかりませんが、飽きちゃったぁ…とか言われないように頑張ります！第６章もよろしくです♪ (2019年10月18日 20時) (レス) id: b35b5df26e (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - tomo0614qpさん» 無事移行できました！ちねねと姫の抱擁シーンも第６章に移植して、続き書いてますんで読みに来てください。親知らず抜くの辛いですよね…お熱とか出ませんでしたか？お大事に！ (2019年10月18日 20時) (レス) id: b35b5df26e (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - やっと知念さんに会えましたね！嬉しいです！(^-^)これからどんな展開になるのか本当いつも楽しみです！(^^)v (2019年10月16日 20時) (レス) id: 29c1b2b83b (このIDを非表示/違反報告)
tomo0614qp(プロフ) - 知念ちゃん、出てきたー(о´∀`о)親知らずを抜いてぐったりな私ですが、知念ちゃん&いのちゃんの包容にほっこり( *´艸｀)移行、楽しみにしてまーす♪ (2019年10月16日 17時) (レス) id: d2dcac1833 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/isut/ano/
作成日時：2019年10月8日 18時
