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「じゃ、出会いはこれでいいな。」


「うん。
ドラマチックだしいいと思うよ。」




高木くんの考えた物語では
王子と姫の始まりはそのまま森の中

誘拐された姫ぎみが
悪漢からなんとか逃げ出し
けれどひとり困り果てていたところに
偶然王子が通りかかった…
ってことになってます

本当は“悪漢を倒して救いだした”に
したかったのですが
それだとその悪い人たちの死体が必要で
それはさすがに用意できないので
諦めたのでした





「知念ってドワーフはどうするの?
このまま登場させないの?」


「姫を助けた王子がたまたま見つけた
森の小屋の主、にしてある。
傷ついた二人を見かねて…って流れ。」


「ああ、それなら恩人だもんね。
披露宴に招待してもおかしくないか。」


「だろ?ここは苦労したぜ。
なんせ八方うまくまとめないとだからさ。」





ふふん、と胸を張った高木くんに
裕翔くんは惜しみ無い拍手を贈ります

さすがだなぁ、なんて言われて
高木くん、嬉しそうです





「これを吟遊詩人に歌わせて
まずはあっちの国に浸透させる。」


「んで、噂が広まった頃に招待状…と。」


「おう。そうすれば向こうの王も
この婚姻を認めないわけいかないだろ?」


「絡め手で行くわけだね。」





ふんふん、と打ち合わせを続け
段取りが決まったところで
二人は再び乾杯しました





「これで抜かりは無いだろうけど
万一、億イチ戦になったら頼むな。」


「そっちは任せて。
俺の命に代えても国は守るよ。」


「いや、命はかけんな。
お前が死んだら俺も悲しいし
何より光くんが泣くぞ。」


「うーん…それはまずいね。
じゃ、命はかけないでおくよ。」





なんやかやな二人ですが
やっぱり王子が大好きで
そしてとってもとっても…

時々そうは見えませんが
本当はとっても
いい部下な二人なのでした






なかがき→←デバガメ二匹



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ぐるぐる(プロフ) - ひめ様お目覚め〜!初夜にしてテクニックを爆発させる光王子…(o´艸`)キャー!!ステキ!!甘々な新婚生活になるんでしょうか?続きが楽しみです! (2019年11月1日 7時) (レス) id: b11125461f (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - shootingstarhapさん» いつもありがとうございます。これからの展開はどーなるかわかりませんが、飽きちゃったぁ…とか言われないように頑張ります!第6章もよろしくです♪ (2019年10月18日 20時) (レス) id: b35b5df26e (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - tomo0614qpさん» 無事移行できました!ちねねと姫の抱擁シーンも第6章に移植して、続き書いてますんで読みに来てください。親知らず抜くの辛いですよね…お熱とか出ませんでしたか?お大事に! (2019年10月18日 20時) (レス) id: b35b5df26e (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - やっと知念さんに会えましたね!嬉しいです!(^-^)これからどんな展開になるのか本当いつも楽しみです!(^^)v (2019年10月16日 20時) (レス) id: 29c1b2b83b (このIDを非表示/違反報告)
tomo0614qp(プロフ) - 知念ちゃん、出てきたー(о´∀`о)親知らずを抜いてぐったりな私ですが、知念ちゃん&いのちゃんの包容にほっこり( *´艸`)移行、楽しみにしてまーす♪ (2019年10月16日 17時) (レス) id: d2dcac1833 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らな | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/isut/ano/  
作成日時:2019年10月8日 18時

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