壁に耳あり隙間あり 01 ページ26
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高木くんや裕翔くんが
覗く気マンマンでスタンバってる
そのお隣の部屋の扉の前で
王子はガッチガチに緊張しながら
お作法の確認をしています
「えっと…まず始めに花束渡して…
それを姫が受け取って花瓶にさしたら
了解の証拠、だったよね…」
女の子には
たとえ結婚していても
“旦那さまを受け入れられない日”
とゆーのがあります
有り体に言えば
生理の日なんかがそれに当たります
結婚して夫婦として暮らしていれば
“ごめんなさい、今夜はダメなの”と
気軽に言えるかもしれませんが
新婚初夜にそのセリフは言いにくいもの
なので花束贈呈の儀、的なものが
この国には習慣としてあるのです
「これで断られるのは
女の子の事情だから悪くないことで
だから花束受け取ってもらえなかったら
えーと…しないで、一緒に寝るだけ…」
脳内に詰め込まれた知識の
一番最初から振り返って確認して
王子はキッと顔を上げました
いよいよ決断したのです
「よ、よしっ…行くぞ。」
強く握った左手で
茶色い扉をノックします
「はぁい。どーぞぉ。」
愛らしいお返事に
王子の心臓はどっきんこ
爆発しそうな胸を手のひらで叩いて
“落ち着け、俺！”と念じてから
扉を開けます
「こんばんわ。
お邪魔してもいいかな？」
「うん。いーよ。」
ニコニコと自分を出迎えた姫が
あまりにも可愛らしかったもので
王子はそれだけで倒れそうになりました
今夜のためにと贈ったドレスが
似合い過ぎてるよぉ！
いのちゃんワンダホー！
と、感動しきりの王子ですが
扉の前から動かなくちゃ
物事はビタイチ進みません
それを思い出して前へと進むと
甘い香りが鼻をくすぐります
「なんか…香水？」
「うん。侍女がつけてくれたの。」
いい匂いでしょ、と嬉しそうに
白雪姫が王子に向かって
手首を見せてくれました
そこに香水をつけた、と言う
姫からしてみればそれだけの事でしたが
王子にしてみれば
柔肌見せつけられたようなもの
華奢な手首と白い肌に
思考停止寸前です
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ぐるぐる(プロフ) - ひめ様お目覚め〜！初夜にしてテクニックを爆発させる光王子…(o´艸`)キャー！！ステキ！！甘々な新婚生活になるんでしょうか？続きが楽しみです！ (2019年11月1日 7時) (
レス) id: b11125461f (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - shootingstarhapさん» いつもありがとうございます。これからの展開はどーなるかわかりませんが、飽きちゃったぁ…とか言われないように頑張ります！第６章もよろしくです♪ (2019年10月18日 20時) (レス) id: b35b5df26e (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - tomo0614qpさん» 無事移行できました！ちねねと姫の抱擁シーンも第６章に移植して、続き書いてますんで読みに来てください。親知らず抜くの辛いですよね…お熱とか出ませんでしたか？お大事に！ (2019年10月18日 20時) (レス) id: b35b5df26e (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - やっと知念さんに会えましたね！嬉しいです！(^-^)これからどんな展開になるのか本当いつも楽しみです！(^^)v (2019年10月16日 20時) (レス) id: 29c1b2b83b (このIDを非表示/違反報告)
tomo0614qp(プロフ) - 知念ちゃん、出てきたー(о´∀`о)親知らずを抜いてぐったりな私ですが、知念ちゃん&いのちゃんの包容にほっこり( *´艸｀)移行、楽しみにしてまーす♪ (2019年10月16日 17時) (レス) id: d2dcac1833 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/isut/ano/
作成日時：2019年10月8日 18時
