snow white〜第５章〜(inoo kei)

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「服を脱がすのは
ほんとはそのタイミングでしたいんだけど…
光くんにはまだ難易度高いか？」


「うーん…そうだねぇ…
そしたらキスのあとに
優しく“脱がせていい？”って聞く？」


「それしかないか…
まぁ、ショヤだしな。それで行こう。」


「いきなり全部脱がさないで
ボタンだけ取って
あとは揉みながらはだかに…」





微に入り細に渡り
二人のレクチャーは続きました

そして“そろそろ覚えきれないぞ…”と
王子が不安を覚えたころ
ふたりは眉を寄せて
今まで以上に真剣な顔をします





「んで、ここが一番大事だ。
相手がいっぺんイくまで入れるな。」


「特にショジョはナカじゃ無理だから
絶対先にヨくしてあげないと。」





ナカは無理、とか
少し意味がわかりませんでしたが
とにかく“先にいのちゃん”はわかります

そして王子としては
それに不満はありません





「つまり、いのちゃんのこと
いっぱい気持ちよくしてあげないと…
ってことだよね？」


「そうそう。
男はイくと“賢者タイム”が来て醒めるけど
女はイったあとが本チャンだからな。」


「それに破く時はすんごく痛いからね。
それをガマンしてもらうためにも
先にイかせてあげないと、だよ。」




王子が「わかった」と返事をすると
高木くんと裕翔くんは
頑張ってね！とエールを送ります


どうやらレクチャーは終わりのようです





「あとは終わった時だな。
こっちも疲れてるけど
向こうはもっとだから気を付けろよ。」


「そこで手抜きすると後々まで響くよ。
たっぷり愛の言葉囁いて
たくさんキスして腕枕で寝るよーにね。」


「うん。ありがとう。
じゃあそろそろ行ってくる。」





部屋を出ていく王子を
ニコニコと見送ったあと

ふたりはニンマリ顔を見合わせて
揃って立ち上がります





「俺たちの王子が
大人になる瞬間だもんなぁ…」


「だよねぇ。
これは見逃せないよね。」





どうやら覗く気マンマンです

そんで二人が向かったのは
姫の寝室のお隣でした






「ここ、隙間あんの。
こないだ見つけといた。」


「高木くんやるぅ！」





てなわけで
壁に耳あり障子に目あり

王子と姫のはじめての夜は
いったいどんな展開になりますことやら…






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