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多少の不快感を抱えてはいても
小娘と飯を食うのは楽しい
ハムスターのごとく
頬袋いっぱいに食い物を詰め込む姿も
それを飲み込んじゃ
『んん〜！おいしっ！』って笑う顔も…
何度見ても、飽きることはなかったから
今夜も俺は小娘を誘った
「今日はですねっ！
あたしのオススメのレストランですっ！」
「ほほぅ…
そこは財布に優しいんだろーな？」
「だいじょぶですっ！
夜でもランチコースが頼める
不思議なお店なんですから！」
「あはは、そりゃ助かる。
なんせお前はよく食うからなぁ。」
小娘との度重なる食事
その払いは全て俺だ
小娘は何度も財布を出そうとしたが
それを俺は許さなかった
こいつに旨いもんを食わせてやりたい
そんで、『美味しいですねぇ』って笑わせたい
俺がしたかったのはそれだけで
そうしたい理由は
まだ見つかっていなかった
「部長さまったら、高給取りのくせに
ケチンボですねっ！」
「なぬっ！？
お前だってそこそこ貰ってんだろーが！」
いつの間にか役職もついて
遅くはあっても
出世の階段を上り始めた小娘
そんなこいつを閉じ込めようなんて
勿体無いことを考えるのは
アホのすることだ
俺は賢いから
こいつを閉じ込めようなんて
思ったとしても実行はしな…い…？
「…ん？」
『閉じ込めよう』って、どこにだ？
俺はこの小娘をどこに閉じ込めたいんだ？
「ぶちょおさまに比べたら
あたしのお給料なんかスズメの涙ですよぉ！」
「くっはは、そこまでじゃねぇだろ。
おーい、んな歩き方してコケんなよ？」
はしゃぐ声に
俺の思考はかき消された
26になって
なのに小娘はちっとも落ち着かない
後ろ手に両手を組んで
ピコピコ飛び跳ねながら
さらに後ろ向きで歩いてやがる
社内では
『キリッとした頼りになる女上司』とか
ふざけたことを言うやつもいるが…
ふはっ…
こんなとこは入社したての頃から
かわってねーな…
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ぐるぐる(プロフ) - PuppyBoo、JUMPくん達の歌の中でも大好きな曲です。歌詞から想像していた以上の理想お話にメロメロです。こんなかっこいい上司……好きすぎです！らなさん、ステキなＧＷをお過ごしください。 (2019年5月3日 22時) (
レス) id: b11125461f (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - 一気に読んじゃいました。このお話も良かったです(^^)ヒロインの一途な気持ちも素敵でした(^^)vこれからも楽しみにしています(^-^) (2019年4月30日 3時) (レス) id: 29c1b2b83b (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 更新待ってます！頑張ってください！ずっと応援してます！ (2019年4月28日 21時) (レス) id: 53a306fa6b (このIDを非表示/違反報告)
tomo0614qp(プロフ) - らなちゃん！らなちゃん！！らなちゃん！！！再録ありがとう！！！！私、この話し本っっっ当 に大好きで、今までも遡って何度も読んでたの！再録嬉しい…！！！これからも更新、楽しみにしてます(*´∇｀*) (2019年4月27日 20時) (レス) id: d2dcac1833 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/isut/ano/
作成日時：2019年4月27日 20時
