Puppy Boo〜kouta.Y〜

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「使ったこと…ないもん…」


「は？」





避妊したことがない？


一瞬考えたあと
俺は喜び勇んで小娘を抱き上げる





「ぶ、部長？」





俺も驚いてるが
そーゆーコトなら話は早いってもんだ






「避妊薬(ﾋﾟﾙ)飲んでんだろ？
そんなら遠慮しねぇから覚悟しろ。」


「え？ちが…きゃあ！」





ドサッとベッドに下ろして覆い被さると
なぜか抵抗が始まる





「ま、待って…それちが…はんっ！」





暴れる腕をうまく避け
胸を揉みしだくと顎をあげるから
そこに噛みついてなめ回す





「あんッ…ヤっ、ダメぇ…」






なんで今さら『ダメ』なんだ？

お前は俺に惚れてて
俺もお前に…





「っと、言ってなかったな。」






俺としたことが焦ってたらしい

抱くのもいいが
気持ちを伝えてやらなきゃな…






「おい、好きだぞ小娘。」


「え？」


「お前に惚れてる。
だから触りたいんだ、わかるだろ？」





暴れていた腕がピタリと止まり
クチが開き
大きな瞳がまた潤みはじめた





「ほんと…？」


「おう。だから、いいだろ…？」





見れば見るほど似てるよな…


ＣＭの仔犬を思い出しながら
今度こそ…とキスしようとしたのに…






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