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ー side 高木 ー
微妙な雰囲気でのまま撮影は終わり
マネージャーの運転する車で
近くの駅まで送ってもらって、解散
藪くんはなにも言わずに改札をくぐり抜け
あっという間に帰っていった
「あの…高木。
ちょっとお茶とかしてかない？」
声をかけてきたのは光くん
今日のことが気になってるんだろう
すごく心配してくれてるの、伝わってくる
「…ごめん。
もう知念と約束してるんだ。」
「そっか。じゃ、また今度な。」
手を振って帰ってく
有岡くんも、セブンの子たちも
それにぞろぞろついていく
みんな心配してくれてる
知念と藪くんだけじゃなく
俺もこの騒動に関わってること感じて
なんとかしてあげたい、って思ってくれてる
けどまだ…言えないよね…
「高木。知念と約束してるんだって？」
「あ、うん。」
最後まで残ったのは
俺と知念と伊野尾くん
「俺も行っていい？」
「え？あ、うん。知念がよければ。」
二人きりでいるより
大好きな伊野尾くんが一緒の方が
知念もきっと楽しい
今日はしんどいことがあったんだから
少しでも気が晴れるようにしてあげたかった
「じゃあ、三人でご飯？わーい！」
「このメンツで動くのって初めてじゃん？」
「そー言えばそうだね。
ね、どこ行こっか。」
「このへんなんにもないよね。」
「じゃ、電車乗るか。
俺今日は焼き肉の気分。」
「ご飯大盛りで、でしょ？」
「あたり。」
「いのちゃんお米好きだもんね〜。」
騒ぎながら改札を抜けて
ホームへと降りる階段の途中で
知念がピタリと足を止めた
「知念？どうか…」
“したの？”って言いかけて
俺の声は途切れる
“こーた…”
唇が小さく動いたあと
キュッと噛み締められる
泣きそうな顔
その視線の先には
向いのホームにたたずむ藪くん
「知念、行こう。
もう電車来ちゃうぞ。」
伊野尾くんがそう言うと
知念はうなずいたあと、俺を見上げる
「ねぇ、ゆーや。早く元気になるといいね。」
「そうだね。」
誰が、なんて言わない
だって知念の心の中の
一番大切なところに住んでるのは、彼
本当はわかってるんだ
俺がこの恋をあきらめるれば
知念はいますぐ幸せになれる
二人は想い合ってるんだから
俺は邪魔者なんだよな…
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らな(プロフ) - えりささん» 最終的にはハッピーになる予定ですが、紆余曲折がないとつまんないでしょ？(笑)つか男の子同士の恋なんだから“好きだ”“僕も”なんて簡単にはいきません。Sなえりささんにも楽しんでもらえるように頑張りまーす！ (2017年8月18日 15時) (
レス) id: 532a8b6179 (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - kkmamaさん» こんにちは。ゆーやんはイイ男ですよぉ。優しくクールなナイスガイで、恋人にするならあたしは彼がいーです！(と言いつつ、あたしは山担・笑)そんな彼を泣かせてまでの選択ですから、二人には幸せになってほしいな。てか、なる予定です。今後もよろしくお願いします！ (2017年8月18日 15時) (レス) id: 532a8b6179 (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - とらさん» コメントありがとうございます。かわいいちねねとそれに翻弄されるやぶぅが大好きなので、このお話を書くのは楽しいです。これからも色々ありますが、とらさんにも楽しんでいただけるように頑張りますね。 (2017年8月18日 15時) (レス) id: 532a8b6179 (このIDを非表示/違反報告)
えりさ(プロフ) - かわい〜♪あら、まだﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞじゃないんですね。楽しみ♪（私はドSなんでしょうか）らなさんのペースで、お待ちしておりますm(__)m (2017年8月12日 9時) (レス) id: 9fe576a59c (このIDを非表示/違反報告)
kkmama(プロフ) - らなさん、こんばんは。私は知念くんが好きなのですが、このお話ではゆーやんがたまらないです!!まだまだ波乱がありそうな…更新楽しみにしてます!!コメントから元気ならなさんが感じられて安心しました。まだまだ暑い日が続きますのでお身体ご自愛くださいませ。 (2017年8月10日 21時) (レス) id: 66e864ee80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/isut/ano/
作成日時：2017年3月25日 11時
