そんなこんなで ページ10
「林間合宿当日だーーーッ」
「三穂さん朝からテンションたけーー」
夏休みに入ってすぐ、雄英の合宿日当日。
特に朝っぱらから合宿についての説明を受けるわけでもなく、現在の時刻は8時半近く。
ただ、あらかじめ配られていたパンフ的なものだけに目を通せということだったのだけど
「読んでないんだよなー」
「だよなー」
「あ、三穂も？」
2人して読んでないってどういう。
「とりまちょっとかくにんする？」
「うんーさすがになんもわかんないと色々言われるでしょ」
ということで2人でひとつのパンフ(？)を覗き込む。
「…今年は例年のとこじゃないんだ」
「場所もわかんないの？…あー、敵襲撃の件があったからね」
ブツブツ呟きながらimportant(重要)なところだけを読み進めていく。
すると
「A組のバスはこっちだ！席順に並びたまえ！」
真面目そうな、委員長らしき声が聞こえた。
A組、という事は轟くんも…
と思っていたら
「あ、轟くん」
みっけました。分かりやすい。
「…は、A？なん…」
「サプラーイズ」
心底驚いたような表情をした轟くんにぶい、と両手ピースでドヤ顔をきめると、彼は呆れたように笑った。
私の隣で轟くんの笑みを見た三穂はというと
「近くで見るとやっぱごっつイケメンどすな〜」
「…三穂さん？関西弁が曖昧よ？三穂さん？」
ただただ見惚れていた。
ぽうっと後ろにピンクのオーラが見えるほど恍惚した様子の三穂は、私の声が聞こえないらしい。微動だにしない。なんか悔しいぜ。
「あれっ？君ら！あの時の！」
あん？
「…あ、チャラ男」
「チャラ男やん」
「違う！！俺上鳴電気！」
ほとんど同時に「チャラ男」と呟いた私と三穂に上鳴くんが悲痛な声を上げる。
だって出会いがナンパだから、ねえ？チャラ男だよ、ねえ？？
「？上鳴、知ってたのか」
「ん？ああ、うん、あの時轟くんがどこにいるかって聞いたんだよ。たまたま」
あの時。
と、轟くんがどことなく嬉しそうにぼやく。
…あれ、三穂のラブレターだったんだけどね…そう言いたいけど、三穂はもう轟くんの美顔に夢中でそれどころじゃなさそうだから別にいいか…。
一応やっておこう、と私と三穂が軽く自己紹介を済ませた直後
「A組はB組よりずっと優秀なハズなのにぃ！？あれれれぇ！？」
バスを１つまたいだ先からとち狂ったような声が聞こえた。
「…雄英、変な奴多いんだなぁ意外と」
「なんで今俺見たのAちゃん！？」
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玲音 - 可愛いかよっ…ｳﾞｯ(心肺停止) (2018年7月9日 2時) (
レス) id: 89de5cc263 (このIDを非表示/違反報告)
山田中 - 紫苑さん» そうですよね、やっぱりお風呂って言えばluckyスケベですよね。縁はないんですけどね。好きです。 (2018年7月8日 14時) (レス) id: 516ccbe87e (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - セコム轟っょぃ。洸太くんこっち落ちてきたってことは…お察しですよね(ﾆﾔﾆﾔ (2018年7月8日 3時) (レス) id: 3603310884 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - 山田中さん» はい。更新楽しみに待ってます。 (2018年5月12日 8時) (レス) id: 20aecf2dbb (このIDを非表示/違反報告)
山田中 - 鈴木美妃さん» ありがとうございます！とても励みになります…嬉しいです。最近忙しくてなかなか更新できなかったのですが頑張りますね！ (2018年5月12日 8時) (レス) id: 24db06f8bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田中 | 作成日時：2018年5月3日 23時
