救出 ページ24
「ゲッホ！！くっせぇえぇ…」
「うえぇ…なに、なんなの…」
「悪いね、爆豪くん、それと…雨宮さん」
吐き気に耐えながら顔を上げると、そこに立っていたのは顔の見えない大柄な男。
私はまず不気味だと、思った。
穏やかであるのに、こんなにも恐ろしい雰囲気の人間がいるのだろうか。
思わず後ずさるが、後方には私たちと同じように、敵が液体に包まれて現れ、私は今度こそ死を覚悟した。
「また、失敗したね弔」
座り込んだままのしがらきに、彼は語りかけた。
失敗を責めることのない教師とは。
大切なコマ、とは。
「全ては君の為にある」
かっちゃんくんも、私も顔を青くした。底知れない恐怖というやつだ。
ふるふると震えながら恐怖と戦っていると、男が独り言のように呟いた。
「やはり…来てるな」
「来てる…？」
まさか、とおもった。
「全て返してもらうぞオールフォーワン！」
「また僕を殺すか、オールマイト」
「…いるんだね、三穂達…」
…これで、これで決まる。
不思議とそう確信した。
私はかっちゃん…爆豪くんの手を握った。
彼は驚いていた。私はそれを無視して黙って世紀の一戦を見つめた。彼もやがて私の手を握り返した。
「信じてるからね…三穂、轟くん、みんな」
勇気振り絞って来てくれたんでしょ、なら、最後まで付き合ってよ。
そう言うかのような彼女の言葉に、瓦礫の裏で立ち尽くしていた全員が力強く頷いた。
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玲音 - 可愛いかよっ…ｳﾞｯ(心肺停止) (2018年7月9日 2時) (
レス) id: 89de5cc263 (このIDを非表示/違反報告)
山田中 - 紫苑さん» そうですよね、やっぱりお風呂って言えばluckyスケベですよね。縁はないんですけどね。好きです。 (2018年7月8日 14時) (レス) id: 516ccbe87e (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - セコム轟っょぃ。洸太くんこっち落ちてきたってことは…お察しですよね(ﾆﾔﾆﾔ (2018年7月8日 3時) (レス) id: 3603310884 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - 山田中さん» はい。更新楽しみに待ってます。 (2018年5月12日 8時) (レス) id: 20aecf2dbb (このIDを非表示/違反報告)
山田中 - 鈴木美妃さん» ありがとうございます！とても励みになります…嬉しいです。最近忙しくてなかなか更新できなかったのですが頑張りますね！ (2018年5月12日 8時) (レス) id: 24db06f8bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田中 | 作成日時：2018年5月3日 23時
