1話 ページ2
「はーあ今日も良い天気だねぇ…」
「そやねえAちゃん…、そんな君にお願いがあるんやけどね…」
「なんだい三穂ちゃん…」
誰もいない教室の窓際。
他人の席を借りて、2人で空を見ながらぼーっとお菓子を頬張る。そんな放課後。
親友、三穂の我儘が始まった。
「(まあ…今に始まったことじゃないしなあ…)」
どーせ来週発売のps4のゲーム買って♡とかだろうけど、
絶対に断ろう。
と、勝手に想像して人知れず断る準備をしていると、
彼女は何やら手紙らしきものを無造作に自身の制服のポケットから出して、机の上に置いた。
…飾りっ気のない白い封筒。
「……あの…、何か悩みがあるなら聞くから早まんなよ」
「早まってねえわ、勝手に殺すな」
「なんだ」
遺書じゃなかった。
「遺書じゃないよ〜見てわかってよ〜」
「え〜〜借金の請求書が入ってますとか？」
「クズの極みかよ〜〜」
そこまでクズじゃねえわ。
三穂はそう言って田中くん(？)の席を蹴った。
クズじゃん。
…あ、ちゃんと並べてる、そこまでクズじゃなかった。
「で、結局なんなんですかこの封筒」
「恋文」
「は？」
三穂の呆れた顔がドアップになる。
「だぁかぁらぁ
恋文」
恋文 とは。
「ラブレターってことやんっ！？」
「おうよおうよ〜〜、なんか照れるな〜〜」
いや照れんなし。
取り敢えず照れくさそうに頭をかく三穂に空になったポッキーの箱を投げつけた。
「いってえ」
「やかましいわ、つかその恋文誰宛て？」
「轟焦凍くん」
………とどろき…
「誰？」
うちの学校か？
そもそもクラスの人の名前もまだ覚えてないのにわかるわけないじゃん私。
一生懸命記憶を遡るが、人物像が全く思い浮かばない。
遂にしびれを切らした三穂が叫ぶ。短気。
「ここの学校の人じゃねえよ！雄英高校の人！体育祭で2位だった紅白イケメンだよ！」
「紅白ッッッ」
「そこに反応すんな！！！」
「すまん」
日本人なら反応するワードだべや。
「そんで？それがどしたん」
…ん、ポテチこれで最後だ。
「ああ、あのね______
この手紙を、Aに！轟くんに渡してほしいの」
「…え？」
……最後の…、ポテチ落とした。
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玲音 - 可愛いかよっ…ｳﾞｯ(心肺停止) (2018年7月9日 2時) (
レス) id: 89de5cc263 (このIDを非表示/違反報告)
山田中 - 紫苑さん» そうですよね、やっぱりお風呂って言えばluckyスケベですよね。縁はないんですけどね。好きです。 (2018年7月8日 14時) (レス) id: 516ccbe87e (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - セコム轟っょぃ。洸太くんこっち落ちてきたってことは…お察しですよね(ﾆﾔﾆﾔ (2018年7月8日 3時) (レス) id: 3603310884 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - 山田中さん» はい。更新楽しみに待ってます。 (2018年5月12日 8時) (レス) id: 20aecf2dbb (このIDを非表示/違反報告)
山田中 - 鈴木美妃さん» ありがとうございます！とても励みになります…嬉しいです。最近忙しくてなかなか更新できなかったのですが頑張りますね！ (2018年5月12日 8時) (レス) id: 24db06f8bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田中 | 作成日時：2018年5月3日 23時
