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そっと自分の唇に触れてみる。
確かにあれは唇の感触だった。
うそ……っ。
「……はぁぁ、。」
なんで私はこうなんだろう…、。
好きな人とキスは、出来ないようになってんのかな…。
ｶﾞﾁｬｯ
女｢…あっ、目ぇ覚ましてた？｣
「あ…はい……っ」
誰だろう…。
白衣を着た女の人が目の前でよかった〜、とふにゃりと笑顔になった。
「っあの、…わたしっ……」
女「話聞いてびっくりしたわよ〜、こんなこと初めてだから(笑)歩いてたら人が降ってきたっていうんだから(笑)｣
そう、だっ
「や、安田、章大さんは…？」
女「あぁ〜、安田くんなら大丈夫よ。頭打っただけだから、心配ないって。まあ頭同士ぶつかってるから相当痛かっただろうけどね〜(笑)」
両手をグーにして、ドーンって、って言いながらぶつける仕草をしている。
「まぁ〜LIVE中だから、見に来てくれてる人にも、メンバーにも、心配させたくないっていうか、？迷惑かけたくなかったんじゃないかな、？」
「…っあの……本当にごめんなさい………っ」
女「でもあなたのせいじゃないんでしょう？」
「……えっ、？」
女「だって不自然すぎだもの。女の子ひとりの力で体が宙に浮くほどの力があるとは考えられないから。これでも医者だからね、｣
「………っっ」
どうしよう…もうなんか泣きそう……っ。
「あの、…LIVEっていつ頃終わりますかっ、？」
女「う〜ん、あと30分ぐらいじゃない？」
「関ジャニ∞さんに…会わせてもらえませんかつ？」
女「えっっ、？？」
「謝りたいんですっ。せっかくのライブなのに迷惑かけてしまって…安田章大さんにも怪我させてしまって……っ」
女「………スタッフさんに掛け合ってみるわね。」
ちゃんと…謝らないと……。
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作者名：ろっくん | 作成日時：2017年10月21日 21時
