君の正体【.u.r.t.】

青さ5℃ ページ6

「ねぇ、浦田君どう言うこと？」

う「は？」

「紗奈ちゃんの事だよぉ？」

う「紗奈は紗奈だろ？」

「……浦田くんはどうして魚の匂いしないの？」

う「あ、俺クジラと人間のハーフだから陸でも海でも過ごせるでも紗奈と紗奈の妹は違う」

「暮らせないなんて可哀想ね」

う「まだ何も言ってない」

「知らなぁい魚臭いのはかんべーん」

う「…アホだろ」

「はぁ？」

『浦野君、気にしなくていいよ、あとさ君………醜いよ？そんな事しても意味ないし』

「醜いって何よ！」

『近寄らないで、臭いんでしょ？私』

「っ！！」

猫被りちゃんは、顔を真っ赤にして逃げてった

う「辛辣だな」

『はっきり言っただけ』

う「誰か来るかもしれないから、もう終わりな」

『キツイんだよね、姉ちゃんのフリすんの』

う「…キツいか」

『姉ちゃんになりきるなら、頑張んないとあと数時間したら、家に帰れるしさ』

う「あぁ」

『じゃ！まったね〜浦関君！』

う「ハイハイ、またな」

私は浦田にそう言って教室を出た

『(さてと)』

『盗み聞きした悪い子は何処かな？』

「………げ！」

『あー逃げちゃダメ』

「うぅ…」

『……普通の人？！ご、ごめんね！』

「い、いや俺はイルカ…」

『なーんだ、君も私とおんなじなんだ！よろしくね』

赤髪を揺らした男の子と出会った

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