仕掛けられた罠が14個 ページ15
貴方目線
私は今部屋に居る
『ほんとに綺麗…この部屋』
番になったし、母様に報告……
『無理だよね…』
現に蘭や母様達が探しに来てるし、こんな事言っても脅されたと勘違いされるに違いない
『母様達はどうしたら納得してくれるんだろう…』
どう弁解するかを悩んでいた
『う〜ん』
ｺﾝｺﾝ
『はい、』
ｶﾞﾁｬ
せ「七珠〜」
部屋に入ってきたのはセンラさんだ
『どうしたんですか？』
せ「…考えとるんやろ？両親の事」
………センラさんにはお見通しみたい
『そうだね、考えてますよ……どうしたら納得してくれるんだろうって』
センラさんは私の頭を撫でた
せ「ゆっくりでええよ、急がなくてもええ」
『…子供扱いしないで下さい』
せ「ごめん、ごめん、七珠が悩んどるから」
…センラさんは優し過ぎるこんなにいい人達私には勿体ないくらい
『優し過ぎですね……私、壊れちゃいそう』
せ「そうやね、七珠は人と関わろうとは自分からしてこんかったもんな」
今度は私を抱きしめた
『……暖かい』
センラさんのその体温はとても暖かくふわっと柑橘系の香りが微かにした
せ「七珠の方が暖かいで？」
私が暖かい訳ない……………だって"無愛想で無気力なお嬢様"だよ？
せ「七珠は自分の事が嫌いなんよね…」
…もっと大切にしろと言われるくらい自分が嫌いで嫌いで仕方ない
『こんな性格でしかもΩですよ？負け組確定じゃないですか…………』
センラさんは抱き締める力を強くした
せ「そんな事ない…七珠はΩだろうと関係ない…だって俺らが俺ら惚れた相手なんやから」
……あぁ、どこまで優しいんだろうこの人達は
『いつか、私が私じゃなくなっちゃいそう……』
せ「大丈夫…俺らが見つけるから」
…そして、センラさんは私のファーストキスを奪った
『っ〜〜〜！』
私は慌てて口元を手で押えた
せ「ふはっ、可愛ええなぁそんなに慌てて」
ちゅっ、ちゅっ、と私を貪るようなキスをセンラさんは繰り返した
『ふぁ、ん、ふぅ…』
自分の声だと思うととても恥ずかしくなる…
せ「綺麗やで………七珠」
センラさんは妖艶に笑い、私を抱き締めた
せ「こんなにも愛おしいと思うのは七珠だけや」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千影(プロフ) - 歌い手厨兼ボカロ廃さん» ありがとうございます！貼れてるか心配だったものなので……… (2020年8月25日 6時) (
レス) id: b5b145c064 (このIDを非表示/違反報告)
歌い手厨兼ボカロ廃(プロフ) - 貼れてますよ！見てきますね← (2020年8月25日 5時) (レス) id: 93805e8747 (このIDを非表示/違反報告)
千影(プロフ) - ナナ。さん» ありがとうございます！返信遅くなってすみません！ (2020年7月5日 13時) (レス) id: b5b145c064 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ。(プロフ) - はじめまして！「ねぇ、誰を選ぶの？」から見させてもらってます！オメガバースパロ大好きなので楽しみです(変態)更新頑張ってください！！ (2020年6月30日 20時) (レス) id: 9211782864 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：千影 | 作成日時：2020年6月29日 21時
