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沈黙の15分 34 ページ49

コナン「あとは宝石を手にして
高飛びすればいい」

「だったら、
もう密航の手当ても済んでるだろうね」

元太「どうした冬馬?」

歩美「疲れたの?」

後ろからそんな声が聞こえ振り向くと、
冬馬くんが立ち止っていた。

コナン「僕達の話なんか引っかかった?」

冬馬「うんなんか違う様な…なんだろ…」

コナン「悪いけど今は急ぐしかない。山尾さんは冬馬さん襲ったことで時間を取られて、まだダムに爆弾を仕掛けてないと思う」

「その前には職員もいたよね」

コナンを見ながらうなずく。

コナン「まだ望みはある
いいぞ、あがってこい…!」

皆で階段を上るとダムの中に入れたらしい。

「気を付けてね」

歩美「うん…」

元太「もうヘトヘトで一歩も
あるけねぇよ…」

コナン「お前達はここで冬馬さんを守っててくれ。俺は留守番の職員達に知らせてくる」

「私、武藤さんの作業小屋いってみるね」

一瞬驚いたような顔をするコナン。

「?なに?」

コナン「へ…いや別に…。
…その方が安全だからいいけど…(ボソ
…気をつけろよ。山尾さんがそっちに向かってる可能性もあるからな」

「うん、わかった」

コナン「お前達はすぐに隠れるんだぞ」

「危ない事はしないでね」

「「「はぁーい…」」」


急いで武藤さんの山小屋に行ってみると。

「武藤さーん!いないのかな…」

ドアに手をかけると、ゆっくりと開いた。

「武藤さんはいりますよー」

部屋の中に入ると、倒れている武藤さん。

「気絶してる…!」

ポケットから通信機を取り出しコナンに
この状況を教えると「やっぱり」なんて言葉が返って来た。

コナン「こっちもダム職員の人達が気絶している。恐らくスタンガンで不意打ちされたんだ。まてよ…おかしい…」

「え!?」

急にコナンが黙り込み、返事を待ってると
火花のような音がする。

コナン「うわぁぁぁ!?」

「新一!!!返事してっ!!!!」

そう呼びかけても、新一の声…
音がなにもしない。

あの音はきっとスタンガン。

「新一のとこにいかなきゃ」

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作者名:ななみん | 作成日時:2020年12月17日 15時

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