沈黙の15分 25 ページ40
その後、
私達が宿に戻ると警察の人が待っていた。
すぐに、みずきさん、冬美さん、武藤さん、山尾さんの4人が警察の人に
事情聴取をされることとなった。
『お待たせしました。氷川さんの遺体は
大学病院で監察医が詳しく見ています』
ゆっくりと話しているのは、
さっき私達に自己紹介してくれた渡部刑事。
笹本「一応心臓発作という事は確認できましたが、自然死なのか、誰かの手によるもの
なのかは、詳しい検査や解剖しないかぎり、わかりません」
武藤「誰かの手って?
氷川は殺害されたっていうんですか!?」
渡部「今の段階ではまだ…」
眠くなるなぁ、この人の喋り方。
渡部「山尾さん。今日の二時ごろ、
どこで、なにをしていました?」
山尾「今日の午後は氷川とは別行動で、
東側の林を散策していました」
渡部「お1人で?」
山尾「えぇ」
笹本「誰かに会いませんでしたか?」
山尾「いえ」
渡部「分かりました…次に立原さんは」
冬美「あ、私は午前中の検査で疲れて
眠ってしまった冬馬について
自宅の部屋にいました」
笹本「それを証明する人は?」
冬美「いません」
じーっと紅茶を飲みながら後ろで事情聴取
されてる4人を見つめているコナンと私。
蘭「あ、麗奈ちゃん。ついてるわよ笑」
「へ?」
ケーキを食べる手を止め蘭の方を見ると、
人差し指で蘭は頬を突いた。
「とれた?」
蘭「あ、まだ。ここよ……」
蘭がティッシュを取り拭こうと
立ち上がった時、隣からすっと手が伸びる。
コナン「ここだよ」
ティッシュでふき取ってくれた。
ばかにしたような笑い方をしながら。。。
「…なんか意地悪」
コナン「ほらよ。俺のもくえ」
一口サイズに切り取ったケーキを
私の口に突っ込むコナン。
「…ありふぁと…」
美味しい。
園子「マセガキねぇ」
ニヤニヤと笑う園子。
「な、なにいって(//∇//)」
口を動かすと「照れちゃって〜。
かわいい〜」なんて前の二人が騒ぐ。
やだよーー恥ずかしい。
コナンを見ると照れながら
そっぽを向いて後ろを見ていた。
かわいーー!
そんな時、聞こえた後ろからの声。
山尾「お前が氷川を呼び出して
殺害したんじゃないのか?」
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作者名:ななみん | 作成日時:2020年12月17日 15時