沈黙の15分 21 ページ36
小五郎「みずきさん。
今度東京に遊びに来ませんか。
どこでも、案内しますよ」
みずき「じゃあ、スカイツリーに」
小五郎「ちょ、そこだけはちょっと…」
蘭「…」
2人の後ろを歩いている蘭が
鋭い目線で見ている。
怖すぎるよ、蘭。
すると、急に2人の間に入った。
小五郎「なんで間に入るんだ!」
蘭「いいじゃない、別に」
仲が良い親子喧嘩だなぁ笑
みずき「あれ?あのジャケット、氷川くんじゃないかしら。おーい、氷川くーん!」
みずきさんの視線を辿ると、
座り込んでる人がいたのが見えた。
みずき「聞こえないのかしら」
哀「なんか変じゃない?」
コナン「あぁ…」
みずき「皆さん、
ちょっと待ってて下さいね。
氷川くーん、そんなところで何してるの?」
こんな雪道で返事がない。
座り込んでる氷川さん。
氷川さんを見てやっぱり皆、
違和感があるみたいだ。
小五郎「ちょっと見てくる」
先に行くコナンとおじさんの後ろをついていくと、みずきさんが少し慌てた様子を見せた。
おじさん「どうされました?氷川さ…」
おじさんが氷川さんに触った時、
ゆっくりと氷川さんが横に倒れた。
青白く目を見開いたまま。
みずき/歩美「きゃぁぁ…!」
びっくりして声を上げる歩美ちゃんを
優しく抱きしめる。
蘭「お父さん…!」
小五郎「来るな!!離れてろ!」
周りを見ると、
氷川さんらしき足跡1つしかない。
小五郎「だめだ死んでる」
「…原因は?」
小五郎「外傷はなさそうだな…。
凍死…いや、心臓発作か…」
みずき「そういえば氷川君、
子供の頃から心臓が…」
小五郎「やはりそうか…。
蘭、警察に連絡だ」
蘭「うん、分かった!」
蘭が電話をかけようとすると。
コナン「おかしいよ。
スタンガンがなくなってる」
小五郎「こら!
ガキはあっちに行ってろ!!」
「氷川さん、護身用にいつもポケットにスタンガンを入れてるって言ってたよ!」
おじさんの言葉を止める様に、
そう叫ぶとおじさんの動きが止まる。
コナン「それがないってことは、誰かが一緒にいて持ち去ったんじゃ…」
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作者名:ななみん | 作成日時:2020年12月17日 15時