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沈黙の15分 14 ページ29

歩美「あ!昼間の看護師さんだ!」

光彦「あ、ほんとだ!」

指差すところを見ると、
女の人が笑いながら手を振っていた。

昼間の看護師?はい?

元太「さっきはありがとー!!」

さっき…?まって、
分かんないことが多すぎてなにがなんだか。

『こんばんわ。お腹の具合はどう?』

元太「全然大丈夫」

チ周りを見ると、
お昼に市役所に居た山尾さんと眼鏡の人。

山尾「あ、のぉ!もしかして、
名探偵の毛利小五郎さんじゃないですか?」

小五郎「以下にも、
私が名探偵の毛利小五郎です」

『え!?』

山尾「では、こちらには事件か何かで?」

小五郎「えっいやぁ…笑」

蘭「私達、
スノーフェスティバルに来たんです」

博士「子供連れで仕事にはこんよ…苦笑」

「…子供連れでいくけどね…(ボソ」

そう呟くと、
隣のコナンが「あはは…」と笑う。

山尾「あぁ、そうですよね…」

チラっと眼鏡の人と視線を合わせた山尾さん。

…なにかあるのかな?

眼鏡の人「いやーしかし、
こんなとこで名探偵に会えるなんて。
紹介します。俺の隣に座っているのが山尾渓介。その向かい側が遠野みずきと立原冬美。それと、武藤岳彦。で、俺が氷川尚吾です」

氷川さんが紹介してくと、
皆小さく頭を下げていく。

氷川「皆、元の村の出身で、
俺と山尾は記念式典に出席するために東京から出て来たんです」

蘭「じゃあ皆さん、幼馴染なんですか?」

冬美「そう。小学校の同級生」

武藤「と言っても、
村の文保なんで同級生は俺達5人だけどな」

元太「たった5人かよ!」

氷川「あぁ、そうだよ。
5人揃うのって8年ぶりだっけ?」

光彦「8年ですか!?
まさに感動の再会ですね!」

「でも…どうして8年間も会わなかったんですか?」

氷川「ん?あぁ、礼儀いい子だな。
それはな…これだよ」

そう言い、氷川さんは手帳に挟んでいた赤く丸で囲まれてる新聞を見せてきた。

冬美「ちょっと!やめなよ氷川君!!」

そこには山尾さんが写っている。

園子「え?それって…!」

氷川「8年前、東京で暮らしてたこいつはおばあさんが一人で住む元の村に向かう途中…道路にいた人にも気づかず…な。怖くなったこいつは、そのまま彼女の遺体を置いて村に逃げ帰った。で、その数時間後思い直して、警察に自首したんだ」

コナン「え、自首したの?」

山尾「…あぁ。車も大分壊れてたし、
逃げきれないと思ってな」

山尾さんがそう言った時に、
隣で笑っている氷川さん。

絶対になにかある…。怪しすぎるよ…。

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作者名:ななみん | 作成日時:2020年12月17日 15時

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