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沈黙の15分 9 ページ24

コナンSIDE

急いで外に出ると音を鳴らせる携帯。
近くにいた霊夢を連れて外に出て、
携帯と変声期を取り出して、電話に出る。

新一「どうした?」

蘭「新一?私いまどこにいると思う?」

蘭がそう言ったときドアが開く音がした
後ろを見てみると、出て来たのは蘭。

蘭「皆でスノーフェスティバルに、うわーすごい」

新一「どうした?」

蘭「イルミネーションがとっても凄いの!それに、
雪が降ってるからとっても幻想的……
新一と霊夢にも見せてあげたい…」

新一「そんなに凄いなら、
見てみたかったな」

見てるよ俺も、霊夢も

蘭「お土産なにがいい?あ、霊夢もそこに居る?」

「新一ばっか蘭と話してずるい私も話したい!」

新一「バッおめー!」

嫉妬したのか、いきなり話に割り込んできた。可愛いな、おい。

腕を引っ張り、隣に座らせ「静かにしろ」と口パクでいうと頷き始めた。

蘭「あ、霊夢!新一ったらまた霊夢巻き込んで何かしてるの?」

新一「あぁ、巻き込んだってより、
突っ込んで来るんだよ…」

こいつ、普通の声でばれねぇのかよ
女だし、そんな声かわらねぇか

蘭「霊夢はお土産なにがいい?」

「なにがあるのー?」

蘭「色々あるよ。例えば熊のお饅頭でしょ?」

手で雪の中に熊と書く霊夢

蘭「木彫りの梟でしょ?
それに白鳥のマグカップ」

候補すげえな

新一「じゃあ、梟だな」

「私は熊がいいー!」

蘭「分かった。梟と熊ね」

新一「あぁ。
いつ受け取れるか分かんねぇから、
俺んちのリビングにでも置いといてくれ」

蘭「もーう。たまには霊夢と一緒に帰ってきなさいよ?」

新一「わーってるよ、な?」

「うん!また今度帰るね!」

隣の霊夢を見ると、
首を揺らして今にでも寝そうな様子だ。

おいおい。こんな寒いところで寝るなよ?

歩美/元太/光彦「わぁ〜!!」

いきなり3人の声が聞こえた。

あいつらこんな時間にどこへ…?

蘭「ねぇ、新一?」

新一「わりぃ、今手が離せねぇんだ。
また、今度な」

「ばいばーい!蘭!」

そう言い通話を切って、
隣の寝そうな霊夢の腕を引っ張る。

「きゃ!
もー、いきなりだとびっくりするじゃん!」

コナン「早く行くぞ」

「え!?」

念のために携帯を振動モードに変えた。
すると、思い出したように霊夢が

「あ、消してない。字が残ったまんまじゃん!やばいよ!」

コナン「あ、やべぇ!」

さっき居た場所に戻ると、
もう遅かったみたいだ。

霊夢が書いた、お土産もののメモを見つめている蘭が立っていた。

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作者名:ななみん | 作成日時:2020年12月17日 15時

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